ムクロジ科カエデ属の落葉高木。写真は公園の植栽。 葉の展開とともに花を咲かせています。 雌株の雌花花序。 雌雄異株まれに同株とされます。ただ、環境の変化により性転換することもあるそうです。 雌花花序の長さは写真の様子で5cmくらい。雄花花序は…
同じ場所でのヤマザクラはすでに咲き終えていますが、それと入れ替わるように満開を迎えた遅咲きの桜。 標高が高いところに多いようですが、平野部でも見られます(暖かい地方になるとわかりませんが。) 名前の由来は、遠くから見たとき満開の白い花によっ…
水仙は春の花壇や庭を彩る定番の花で、多数の園芸品種があります。あまりに多いのでまとめて載せることにします。 水仙の栽培種はイギリスの王立園芸協会(RHS)によって13の区分(division) に分類され、それが世界的に用いられています。ということ…
街路樹としても見かけますが、河岸など水辺によく植えられているヤナギ科落葉高木。 ヤナギの仲間にはいろいろありますが、「柳」といえばシダレヤナギといったイメージがあります。 枝はよく枝垂れます。 遠目には花が咲いているかもわかりませんが、近くで…
樹形が美しく、街路樹や公園樹としてよく植えらえれるニレ科落葉高木。 秋の紅葉(或いは黄葉)なども趣があります。 花期は4月。展開したての若葉の葉腋に花が付いています。 新枝の基部よりに雄花が咲き、枝先の方に雌花が咲きます。 雄花は一か所に数個…
植栽されることも多いムクロジ科の落葉高木で、代表的な楓のひとつ。 4月くらいに新葉の展開に伴って赤色の花序をぶら下げます。 一般に雌雄同種とされ同じ花序内に雄花と両性花が混在するとされているのですが、この写真のように樹によっては雄花しか咲か…
桜といったらまず思い浮かべるのがソメイヨシノ。 エゾヒガンとオオシマザクラとの交雑種ともいわれますが、実際にはヤマザクラやその他の桜も絡んでいるようで、単純でないようです。 花は葉の展開前に咲きます。 特徴を維持するために、他の植物の園芸品種…
庭木や公園樹で見かけるバラ科落葉低木。 下から撮っているので分かりづらいですが、花は2~7個ほどの花柄がぶら下がり下向きに咲きます。(中には横や上を向いているものもある。) 花弁5枚程度の一重で咲いているものと、半八重状に多数の花弁がつくも…
よく公園や街路樹として植栽される桜の一つ。 葉の展開とともに開花するタイプ。ヤマザクラと違って葉の色は緑色が目立ち、白色の花と相まって爽やかな印象。 花は桜としては大輪で、4cm超えるのも普通。 雄しべ雌しべの様子。 後半の花は、花弁の基部や…
公園の植栽。ソメイヨシノの片親としても知られる桜。 開花がソメイヨシノより少し早いために現在は樹によってはほぼ花が散っていたものもあったり、まだ咲かせている樹においてもピークはだいぶ過ぎているようでした。 比較的よく咲いていた樹の花。 こちら…
バラ科の落葉高木。植栽されていることもありますが、山野で比較的よく見かける桜で、開花時に赤味のある若葉が見られるのが特徴の一つ。 花弁はほぼ白色で、後半になると薄紅色を帯びます。 花径は3cm程度。 蕾のときは全体が薄紅色。 花柄や萼が無毛。…
庭木などでよく見かける、花を観賞するために改良されたモモの園芸品種群。 花色は紅色や桃色、白色、或いは咲き分けなどあり、花弁が細いものなどもあります。 樹形にはこの写真のもののような立ち性の他にも、枝垂れ性のものや、あまり枝が横に広がらずに…
庭や花壇などでよく栽培されているヒガンバナ科の花。 別名には葉などが水仙に似て、花は鈴蘭を連想させることからスズランズイセンという名や、別属の花になりますがスノードロップ(G. nivalis)の別名がマツユキソウであることから、それより大型のものと…
庭木や公園樹、或いは盆栽などでよく栽培されているバラ科の落葉低木。 古くから観賞用に栽培されてきた花木で、園芸品種は200くらいあるそうです。クサボケ(C. japonica)との交配などもあるようで、あちこちで目にするボケがボケ(C. speciosa)の園芸…
よく庭などに植えられるキジカクシ科の花。 食用にはなりませんが、葉などに食用のニラと似た香がありハナニラと呼ばれますが、最近は属名からアイフェイオンやイフェイオンという名で出回ることが多いようです。(属名は Tristagma とされることもあるよう…
春の花として鉢植えや庭植えで観賞用に栽培されるキジカクシ科の花。ときどき野生化したものを見かけます。 一般的に「ムスカリ」と呼んでいるものなのですが、和名でムスカリとした場合 M. neglectum のことをさします。後にも書いていますが、M. neglectum…
落葉広葉樹に半寄生するビャクダン科の常緑小低木です。 この写真の宿主の樹はエノキ。 (2018年4月中旬) 写真中央に見える葉が緑でこんもりとした塊りがヤドリギ。(こちらもエノキ) 「ヤドリギかな?」と思っても、かなり高い位置に生えている場合…
3月下旬ころから葉に先だって花を咲かせるモクセイ科の落葉低木。 仲間でよく見かけるシナレンギョウ(F. viridissima)は葉の展開と開花が同時。レンギョウ(F. suspensa)はチョウセンレンギョウと同じように花が先。(レンギョウは個人的にまだ確認した…
庭や公園などによく植えられているモクセイ科の落葉低木。 一般的に「レンギョウ」と呼ばれ栽培されるものには、このシナレンギョウの他に、レンギョウ(F. suspensa)、チョウセンレンギョウ(F. koreana)、和名不明でレンギョウとシナレンギョウの交雑種…
公園の植栽でみかけたグミ科の常緑低木の果実。 春に果実を付けるグミには他にナワシログミやツルグミなどがあります。 これまでいろいろと気になる点があって、この樹をオオバグミ(別名マルバグミ)としていいものか迷っていましたが、果実の様子からオオ…
公園で見かけたマツブサ科の常緑高木(小高木)。古くから神事、仏事に使われてきた植物だそうです。全体(特に果実)が有毒なことでも知られます。 花色は黄味がかった白色。 かなり個性的な花をしていますが、花色のせいか意外と目立たないかも。 花径は4…
落葉樹林の林床に育つラン科の花。 古くから園芸植物として栽培されてきた一方、花は食用にもなるそうです。 (2017年3月下旬) その辺で自生のものを見かけたことは、残念ながらいまのところ一度もありません。 写真のものは何年も前(たぶん10年以…
公園や庭などによく植えられているバラ科の落葉低木。 枝垂れた枝にびっしりと咲かせる小さな白い花はまさしく雪のよう。 周囲には香りも漂います。 写真はありませんが、初冬の頃の紅葉も美しい植物です。 似た花でよく植えられているものには同属のコデマ…
公園や庭などでたまに植えられているのを見かけることがあるマンサク科の落葉低木。 3~4月、葉に先駆け垂れた穂状花序に花を咲かせます。 花序の先の方の花は花色が黄緑色のようですが、徐々に黄色へと変化していく感じでしょうか。 左に写っている時間の…
公園や庭などでよく植えられるジンチョウゲ科常緑低木で、3月頃に甘い芳香の花を咲かせます。 それぞれの枝先に小さな花が半球形状に集まった頭状花序をつける。 花弁に見えるのは萼で、筒部があり裂片は4枚。 よく見ると奥まったところにオレンジ色の葯が…
ナンテンに似た樹姿とヒイラギのような葉を持つメギ科の常緑低木で、庭や公園などによく植えられています。 寒風にあたるような場所では葉の表面が紅葉します。 3月くらいになると15cmくらいの花序に芳香のある黄色の花を多数咲かせます。 蕾を持った花…
よくグランドカバーとして庭先や花壇などに植えられているタデ科の花。 花期の一番のピークは晩秋~初冬のように思いますが、春にも見られ、夏や冬でも環境やその年の気候によってはちらほら花を見かけることもあります。 身近ではそう多くないですが、住宅…
海岸や河川沿いでみかけるマメ科の花でメドハギの変種。 メドハギの方にも書いたように、以前はメドハギと一緒の記事に載せてい巻いたが、分けて載せることにしました。 少しピークが過ぎた感じで、たくさん花を咲かせている株は少な目でした。 右上の枯れた…
道端によく見かけるマメ科の花。 すでにハイメドハギと一緒の記事で載せていましたが、それぞれ分けて載せることにしました。 一本立ちまたは株立ち状になり、上部でいくつもの側枝を広げます。 花色は紫色が旗弁の基部くらいと少なく遠目に白っぽく見える個…
まだその時期ではありませんが、紅葉(黄葉)が綺麗な樹木で、公園や街路樹としてよく植えられている落葉高木。 逆光な上に離れているので小さくて見えにくい画像ですが、果実がたくさん出来ていました。(雌雄異株) 花期は4月頃で、花弁のない花を咲かせ…