ジンチョウゲ Daphne odora
公園や庭などでよく植えられるジンチョウゲ科常緑低木で、3月頃に甘い芳香の花を咲かせます。
それぞれの枝先に小さな花が半球形状に集まった頭状花序をつける。
花弁に見えるのは萼で、筒部があり裂片は4枚。
よく見ると奥まったところにオレンジ色の葯が4つと緑色の柱頭一つが見えますが、雄しべには長短があり4本ずつの計8本ということなので、もっと奥のほうに残りの短い雄しべがあるのだろうと思います。
頭状花序の基部には総苞片があります。
萼の外側は紅紫色を強く帯びています。
花序の径は3~4cm。
葉は、長卵形~長楕円形~倒披針形といった感じ。
葉柄は一応あるようですが、ごく短い。
両面とも無毛。
枝は2分岐。
節々には写真のような前年の花の痕が見られました。
落ち葉に埋もれていますが、株立ちになっています。