2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧
夏に果実(偽果)が熟すグミ科の落葉低木。 写真のものは樹高2mくらい。 果実は楕円形。 表面には鱗状毛があります。 花の時期に観察していないので花の写真はありませんが、若い果実では萼筒部が残ったままのものがみられました。 果柄は3cmほどあり、…
庭木としてよく植えられるモチノキ科の常緑低木~小高木。 こちらは林で見かけたもの。 庭木では普通刈り込まれているものが多いですが、林のものは樹高は4~5mくらいとのびのび育っていました。記事内では自宅庭木と林のもので撮ったものを載せています…
道端で見かけたアオイ科の花。 ゼニアオイ(M. mauritiana)の記事でも書きましたように、以前、ゼニアオイをウスベニアオイのシノニムという見解に基づき、ゼニアオイの記事の花をウスベニアオイのタイトルでアップしていましたが、こちらのウスベニアオイ…
園芸栽培されるほか道端などで見かけるアオイ科の花。 (画像の花は、ゼニアオイはウスベニアオイ(M. sylvestris)のシノニムという見解に基づき一度載せたものですが、ウスベニアオイと思われる花に出会ったことで、考えを改めまして、ウスベニアオイの記…
公園や庭などに植えられるオトギリソウ科の落葉低木の花。 まだ花の時期としてはちょっと早く花が少な目。 樹高は現時点で30~40cmくらい。 半球形に揃った立派な雄しべが目をひきます。 雄しべの長さは2.5cmほどありました。 葯が赤味を帯びてい…
庭木や公園樹などでよく見かけるバラ科の落葉低木の花。 複散房花序に小さな花を隙間なく咲かせ、長い雄しべが目をひきます。 雄しべは25~30本らしいですが、写真のものは30本のようです。雄しべの基部にある並んだ膨らみは蜜腺と思われます。 中心に…
光がほとんど差さないような林で咲いていたサトイモ科の花。 大きな葉に隠れるように仏炎苞がありました。 テンナンショウ属の仲間ではウラシマソウやミミガタテンナンショウはよく見かけますが、ムサシアブミは初めて見ました。 ウラシマソウなどと違って、…
園芸栽培されるほか、道端や空き地などでも見かけるキク科の花。 頭花は、ややオレンジ色を帯びた黄色の舌状花と、中心に黄色の筒状花で出来ています。 舌状花は雌性花で、筒状花は両性花とされますが、ネットでいろいろ調べていると結実するのは舌状花だけ…
あまり日差しもない林内で咲いていたシソ科の花。 シソバタツナミの変種とされ、茎の毛が下向きなのが特徴。 けっこう群生しています。 横からの写真だと高く見えますが、草丈は高いものでも15cm程度、ほとんどは10cmくらいでした。 花色が薄く、白…
道路沿いの土手(斜面)で咲いていたレンプクソウ科の落葉低木の花。 現在はそろそろ花が終わりに近づいていて、少し前に撮った様子です。 周辺はクズが蔓延っているので見づらいですが、環境的なものかあまり上に伸びておらず横に広がっている感じの姿をし…
落ち葉が積もった林床から、同じ林内の少量の水の流れがある湿地にかけて咲いていたシソ科タツナミソウ属の一種。 花序は1段しかないものもありますが、2,3段のものが多く、 いくつかは4段のものがあり、 一番多いものでは5段というものもありました。…
よく庭先などで栽培されるアカバナ科の花。 日中も咲いているのでヒルザキと付きますが、 (2017年10月上旬) 名前のおおもとのツキミソウ(O. tetraptera)はこんな花で、その名の通り夜に咲きます。ずいぶん昔にたまたま撮っていたのですが、その後…
ニガキ科落葉高木の花。 写真のものは樹高5mくらいで空き地の隅に生えていたもの。ひとりでに生えてきたものか、その昔植えられたものかはわかりません。 ウルシと付くようにウルシ科の植物に似た姿をしていますが、ニガキ科なのでウルシかぶれはおきませ…
一般的には学名のニゲラで呼ばれることが多いキンポウゲ科の花。 インパクトある花で、民家の縁などで植えられているものを見かけます。 花被片は咲き始めは白っぽく後に青くなっていく。 花色は他に、白色やピンクなどあるようです。 咲き始めの花の雄しべ…
キジカクシ科の常緑低木で、庭植えされたものもよく見かけますが、海岸付近でよく植栽されています。 花は秋にも咲き、花序は1mくらいある大きな円錐状。 花被片は6枚であまり開かず乳白色で先の方が少し紅色を帯び下向きに咲きます。 芳香があるといわれ…
庭などで園芸栽培されるボタン科の花。 似た花のボタン(P. suffruticosa)は木本ですが、シャクヤクは草本。 草丈は写真のものは1mくらい。 園芸品種が豊富で、花の咲き方は一重咲き、金しべ咲き、翁咲き、手毬咲きなどなどさまざま。(写真は一重咲き) …
キジカクシ科の常緑高木。海岸沿いや民家の庭などで植栽されているのをたまに見かけます。高木ということでかなり大きくもなるようですが身近で目にするのは2~3mといったところの樹高です。 葉腋から50cm以上はありそうな大きな円錐状の花序をだしま…
公園のような場所や庭植えされるツツジ科の常緑小低木。 写真のものは斑入りの園芸品種でおそらく 'Rainbow' というものだろうと思います。 耐陰性があるのでそういった場所でよく植えられているようです。 花冠は壺形で、ツツジ科の中でもアセビなどと同じ…
関東から東海にかけての海岸近くに自生するとされるスイカズラ科の落葉低木で、庭木などでもよく植えられます。写真は植栽。 3mくらいありそうな立派な樹の全体にたくさんの花をつけていました。 花は咲き始めは白色ですが、だんだん紅色へと変化していく…
日当たりのいい湿った草地に自生するラン科の花。丈夫で手が掛からない花なので、庭植えや道路沿いの花壇などでよく植えられています。 こちらはちょっと野性味ある写真ですが、もちろん植栽されたものです。 日当たりのいいところで見かけるものは半日陰で…
公園樹や庭木などでよく見かけるバラ科常緑低木の花。写真は公園の植栽。 ピラカンサと呼ばれ栽培されるものには、トキワサンザシ(P. coccinea)、別名ヒマラヤピラカンサとも呼ばれるカザンデマリ(P. crenulata)、タチバナモドキ(P. angustifolia)の3…
カキノキ科の落葉高木の花。 庭木や畑などの縁に植えられているのを見かけます。 あまり目立つ花ではないですが、光を浴びてちょっといい感じです。 カキノキには園芸品種によって雌雄同株のものと雌花しか咲かせないものがあるそうです。 今回載せている樹…
池や沼などに育つミツガシワ科の植物の花で、写真は公園の池のもの。 睡蓮の葉を小さくしたような葉を水面に浮かべ、ところどころ黄色の花を咲かせています。 花冠は5深裂し、裂片は両サイドの薄く見える部分と中心の部分とで分かれて見えますが、これは同…
アヤメ(I. sanguinea)の変種とされ、いくつかアヤメとは違う特徴をもっていますが、中間的な様子のものもあるそうです。 参考 アヤメの諸変種、特にカマヤマショウブに就いて (pdf) (※はじめの記事投稿時には、中間型かもしれないと思ったものも比較し…
花壇の縁で忘れられたように咲いていたアヤメ。山野の草地に自生するとされます。 誰でも知っている花ですが、なぜか栽培されている様子を身近ではあまりというか、ほぼ見かけないようです。 草丈は写真のもので45cmくらい。花と葉の高さはほぼ同じくら…
やや湿り気ある道端の草地で見かけたアカネ科の小さな花。 測り忘れましたが茎は長いもので30cmくらいに伸びていたと思います。 似た花のヨツバムグラより花同士が密でなくばらけて咲いています。 花冠は4裂し、花色は白色に近いものからやや紅色を帯び…
公園樹などとしてみかける他、神社などにも植えられるクスノキ科常緑高木。 まだ咲き始めで開花している花数は少ないですが、とてもいい香りがしてました。 大木になり樹形も立派。 花は白っぽい花被片6枚。 雄しべは3本ずつ3列で9本、内側に仮雄しべ3…
抽水状態や水辺で育つショウブ科の花。 葉は菖蒲湯に利用されます。草丈は1mくらい。 花序は葉の途中から突然出ているように見えますが、花序の基部より上の部分は苞葉。 肉穂花序に密集する一つ一つの花は両性花で花被片6、雄しべ6、雌しべ1だそうです…
キリ科落葉高木。畑の縁などで植えられたものをたまに見かけます。 木材としてよく知られていますが、五三桐など家紋のデザインでも有名。 花は葉に先だって咲き始めていましたが、現在は葉も揃ってきて同時に見られます。 (2016年5月中旬) なかなか…
道端の草地で見かけるハマウツボ科の寄生植物。 兜状の唇形花で先は浅く5裂。縁はごく浅く裂けて細かく波打ちフリル状になっています。 遠目には枯れているようにも見える地味な存在ですが、こうして見ると意外と派手な花をしていました。 花色は黄白色で花…