ムサシアブミ Arisaema ringens
光がほとんど差さないような林で咲いていたサトイモ科の花。
大きな葉に隠れるように仏炎苞がありました。
テンナンショウ属の仲間ではウラシマソウやミミガタテンナンショウはよく見かけますが、ムサシアブミは初めて見ました。
ウラシマソウなどと違って、仏炎苞の構造が一目では分かりづらい様子。
舷部と呼ばれる上側の広い部分が2重構造のように見えますが、袋状とよく説明されているように膨らんでいるようです。舷部の先端は口辺部に接していて、筒部への入り口がずいぶん狭く感じます。
仏炎苞の大きさは7cmくらいでした。
葉は1株に2枚だけで、目安に載せた定規(15cm)と比べてもわかるように、とても大きいです。
小葉として分かれておらず3深裂の葉。
葉裏はかなり白っぽい。
株元の様子。
この株は花(仏炎苞)がすでに萎れていますが、両サイドに伸びているのが葉の柄。
☆関連記事リンク☆