2019-01-01から1年間の記事一覧
12月に花を咲かせるサボテン科の園芸植物。 よく耳にする名にカニサボテンやシャコバサボテンがありますが、 現在、流通の主流は、カニサボテン S. truncata と シャコバサボテン S. russelliana の交配品である S. x buckleyi にさらに他の種を交配したも…
(2015年10月下旬の花) 古くから鉢植えなどで栽培されてきたベンケイソウ科の多肉植物。 斑入りなどの園芸品種もいくつかあります。 茎は下垂し、10月下旬~11月にかけて茎頂に花を咲かせます。 もっと優雅に茎が伸びて欲しいところですが(30…
庭木などでよく見かけるモクセイ科の常緑小高木。雌雄異株。通常、日本で見られるものは雄株のみだそう。 花期は10月頃。離れた場所までよく漂う香りで開花に気づかされることがあります。 (2017年10月中旬) 写真は鉢植えの様子になりますが、自然…
9月頃から咲き始めるカタバミ科の園芸植物。南アフリカ原産。 (2016年10月下旬) 10月~11月くらいがピーク。 耐寒性はあまり強くないらしいので、霜が降りる頃には室内に取り込んでいますが、身近でもそれほど霜が降りないところでは庭植えされ…
初夏~秋(一番暑い時期は除く)にかけて咲くシソ科の園芸植物で、全草に芳香があるハーブの一種。 花の半分ほどが赤くなるのが 'ホットリップス' の特徴。(赤色の帯び具合は一定ではなく、全体に染まるものから全く染まらないものもある) 初夏の頃はこう…
通常のホトトギスと違い、花被や雌しべや雄しべが白色で紫色の斑点のない品種。 秋に葉腋ごとに複数の花を上向きに咲かせます。 花被片は内外3枚ずつの計6枚で、細い方が内花被片。 いわゆる完全な「白花」ではなく、それぞれの花被片の基部付近には橙色の…
秋に花を咲かせるキジカクシ科の非耐寒性常緑植物で、鉢植えなどで育てられる園芸植物。 葉の雰囲気がキジカクシ科の「万年青(オモト )」に似ていることと、花の様子を「眉刷毛」と見立てたのが名前の由来。 (2018年9月下旬) 葉の様子のいい写真が…
夏から秋にかけて収穫されるナス科の野菜、シシトウの花。 トウガラシやピーマン、あるいは観賞用のトウガラシ類なども学名的には Capsicum annuum となり、5つのグループに分けらているようです。そのうちシシトウやピーマンは Grossum group 。 Grossum …
英名ではニューヨークアスターとも呼ばれるキク科の園芸植物。 北アメリカ原産で、園芸品種は多数。 宿根草で特に手は掛からず毎年花を咲かせます。 ユウゼンギクという和名の由来は、鮮やかな花色から友禅染にちなんだともいわれているようですが、確かなこ…
野菜のナスの花。 花冠はほぼ平開し、花は下向きに咲く。 花序の花数は1個が多いものの、稀に2~3個付いているものもある。 花冠はしわしわした質感で、浅く5裂し、裂片の先が尖る。 雄しべ5つと雌しべが1つ。 雄しべの葯は黄色で長さは9mmくらいで…
ツユクサ科ムラサキツユクサ属の非耐寒性植物で、鉢植えなどで栽培される園芸植物。 全体に白い絹毛に覆われた様子が特徴的で、別名では「白絹姫」とも呼ばれます。(「白雪姫」とも。) 葉が斑入りのものもあるようです。 (2017年9月上旬) 全体的な…
夏~秋にかけて咲くアゼナ科の園芸植物。 別属ですが同じアゼナ科にウリクサという小さな花(1cmにも満たない)があり、それに対し花が大きく目立つことからハナウリクサという和名もあります。 他にはサイズ感や色合いからと思われますがスミレになぞら…
(2016年8月中旬) 九州・四国などに自生もあるようですが、それ以外では観賞用に園芸栽培されます。 茎頂に花序が出て、オニユリのように花は俯き咲きます。 花被片は6枚、強く反り返り、薄紅色に濃い色の斑点があり、鹿の子模様を連想させることが名…
園芸栽培されるヒガンバナ科の花で、春に咲く同科のスノーフレークのような俯いた花を秋に咲かせます。 スノーフレークよりは、草丈も花も小型で、秋~春に出る葉もかなり細いです。 例年は暦の上では秋の8月中旬くらいから咲いていますが、 今シーズンは梅…
主に観葉植物として鉢植栽培されるキジカクシ科の常緑植物。 耐寒性はあまりないので、冬場は室内に取り込みます。 夏に花茎をだし、いくつか分岐を持つ花序をつけます。 花序先端までの長さは葉の長さの2倍ほどありました。 写真で茎が緑色のものは斑無し…
野菜として栽培されるオクラの花。 オクラという名前は英名( okra ) からきているそうです。 葉腋に花を単生します。一日花(午前中)。 花弁は淡い黄色で5枚あり、基部寄りで暗紫色。 花径は6~7cmほど。平開はしない。 アオイ科によく見られるよう…
オリエンタルハイブリッドリリーは、ヤマユリやカノコユリの交配を中心に、その他いくつかのユリ類を交配してつくられたグループ。 よく知られている園芸品種に、カサブランカ( 'Casa Blanca' )などがありますが、主にここに載せているものは、そのカサブ…
庭植えや鉢・プランターなどで栽培されるアヤメ科の園芸植物。 耐寒性はやや弱いとされますが、自宅庭では植えたままでも何年も持っています。 掘りあげる場合は、秋に葉が枯れた頃に乾かし貯蔵します。 親球周りに子球がたくさんできよく増えます。そういえ…
花壇などによく植えられているキク科の園芸植物。 土壌線虫対策に畑に植えられることもあり、それ用の園芸品種もあるようです。 写真のものは園芸的にはフレンチ種(フレンチマリーゴールド)と呼ばれる花で、和名/別名にはあまり一般的でないですが、コウオ…
野菜のきゅうりの花。 雌雄同株でこの写真の花は雌花。 キュウリは単為結果性があり、受粉せずとも果実ができ、栽培品種によっては雄花がつきにくいものなどもあるそうです。 雌花の様子。 雌花では、柱頭が3つ見えます。 萼の下には「小さなきゅうり」とい…
キク科の耐寒性常緑植物の花。 銀白色の葉のコントラストを活かして寄せ植えなどによく用いられています。 園芸品種がいくつかあるようですが、写真のものはあまり丈が高くならないので ごく一般的に流通する園芸品種で 'Silver Dust' と思います。 けっこう…
庭などで栽培されるツルボラン科の園芸植物。 園芸品種の数は3万以上ともいわれます。 この写真の花は、一つ前の花のこぼれ種から育ったものと思います。 花色的に、ノカンゾウ( H. fulva var. kwanso )とかなり似た印象ですが、花被片に幅もあり、花径も…
シソ科の常緑小低木で、柑橘系の香りからレモンタイムとも呼ばれるハーブの一種。栽培品種がいくつかありますが、写真のものの栽培品種名までは不明。 以前は、タチジャコウソウ( T. vulgaris )とラージタイム( T. pulegioides )の交雑種と考えられてい…
湿り気のある草地に育つアヤメ科の花で、園芸植物のハナショウブの原種。 草丈は背の高い花の方で90cmくらい。 花色は赤紫色。外花被片に黄色の筋があり、ほっそりとした内花被片は直立しています。 花柱分枝の先の付属片は2裂し、裂片は強く反り返って…
公園の植栽、あるいは庭木としてもよく植えられているオトギリソウ科の常緑(または落葉)低木。 キンシバイ( H. patulum )の園芸品種とされることもありますが、調べてみるとRHSではタイトルに入れた学名のように交配園芸品種とされていました。( シ…
公園や庭などに植えられるモチノキ科の常緑高木。 雌雄異株。雌花花序の様子。 葉腋、或いは少しずれた位置から散形花序を出します。 花弁は軽く反っています。 花弁数は6枚が多いようでしたが、7枚というものもありました。一般的な解説では4~6枚とさ…
イワタバコ科の園芸植物。 いくつか園芸品種があるようですが、写真のものの園芸品種名は不明。 花期は春や秋がメインで、その他の季節もちらほら咲かしていることはあります。現在はわずかに咲いている程度。(下の方に秋の様子追加。) 先日の葉や花茎が根…
クランベリーと呼ばれるものの一つで、秋に酸味のある果実をつけるツツジ科の常緑小低木。 地植えでは、つる状のシュートが地面を這いまわり広がります。 花は直立する茎に2~6個ほど咲かせます。 ツルコケモモ(V. oxycoccos)は1~4個と平均的には少な…
イワタバコ科のストレプトカーパス属のハイブリッド園芸植物。 耐寒性がないので鉢植えで栽培されます。園芸品種は多数。 葉、花茎ともに根生します。 有茎種のストレプトカーパス サクソルム( S. saxorum )の園芸品種もよく栽培されます。 花冠は漏斗状で…
庭木として植えられるモクセイ科の樹木で、コミノネズミモチの斑入りの園芸品種。 冬場は斑入りの葉があり常緑樹と思っていましたが、Ligustrum sinense の解説では、落葉樹とされていました。気温がより低い地域では落葉するということなのか、園芸品種だか…