グラジオラス Gladiolus
庭植えや鉢・プランターなどで栽培されるアヤメ科の園芸植物。
耐寒性はやや弱いとされますが、自宅庭では植えたままでも何年も持っています。
掘りあげる場合は、秋に葉が枯れた頃に乾かし貯蔵します。
親球周りに子球がたくさんできよく増えます。そういえば試したことがありませんでしたが、種子でも育てられるようです。
長く伸びた穂状花序に花は片面に偏り付き、下から順に咲き上がります。
グラジオラスという名は、ラテン語で「剣」を意味する gradius(グラディウス)から来ていますが、開花前の蕾の状態の花序の尖った様子、或いは、葉の様子からとも言われます。
花被片は6枚。
花色、花の大きさ、咲き方は多種多様。
雄しべは3本、長い葯が下側に開く。雌しべは雄しべよりやや長めで上側に位置し、花柱は先の方で3分岐。
花の奥、花糸基部付近に蜜らしきが見える。
小苞は上下2枚。先は尖る。
葉は葉は扇状に扁平に広がり、先端は尖る。
単面葉なので、谷折りに合着しているため通常見えている部分はいずれも本来の葉裏に当たる面。