Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

オリヅルラン Chlorophytum comosum

花の写真

主に観葉植物として鉢植栽培されるキジカクシ科の常緑植物。

耐寒性はあまりないので、冬場は室内に取り込みます。

 

花序の様子1

花序の様子2

夏に花茎をだし、いくつか分岐を持つ花序をつけます。

花序先端までの長さは葉の長さの2倍ほどありました。

写真で茎が緑色のものは斑無しのもので、クリーム色のものは斑入り株の茎。

 

花の様子1

花の様子2

花被片6で、雄しべも6本。花糸はやや下に軽く弧を描き、葯は黄色で長い。

子房の色は、斑入りのものはクリーム色で、斑無しの方は緑色でした。

 

雌しべの様子

雌しべは雄しべよりわずかに長い程度。柱頭は小さい。

 

花の大きさ

花径はだいたい2cmくらい。

 

小花序の様子

一か所に花は3つくらいずつ付く。基部に苞がある。

 

花茎につく葉

長い花茎の途中にも小さい葉がいくつか付き、斑入りのものは斑入りになる。

 

子株

花序の先などに子株ができる。

オリヅルランという名前は、もう少し育った子株の様子を「折り鶴」に喩えたもの。

 

葉の様子

葉の様子。(手前:斑入り、奥:斑無し)

キジカクシ科なのにランとつくのは、細い葉の様子から蘭の葉を連想したものと思います。

葉の長さは写真のもので30cmちょっと。

 

葉表

葉表の様子。

 

葉裏

葉裏の様子。

 

地際の様子

株元の様子。根は白く太い。

 

若い果実1

若い果実2

若い果実の様子。

果実は3稜形。