Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

ラン科

デンドロビウム(ノビル系)Dendrobium nobile Hybrids

冬~春にかけて花を咲かせるラン科の花。 開花時期はその年の気温によって開花時期が早かったり遅かったりあるようです。 それ以外にも、夏や秋に数輪咲かせていることもあります。 花色や草丈などは園芸品種により様々。 日本にも自生があるセッコク類も同…

セッコク Dendrobium moniliforme

樹木に張り付いて育つ着生ランの一種。 自生の野生種には出会ったことはありませんが、分布的には日本の他、中国や朝鮮半島で、北限は宮城県あたりだそうです。 水苔などを用いた鉢植え栽培のほか、庭木へ着生させたりして栽培されます。 写真のものは '友白…

シュンラン Cymbidium goeringii

落葉樹林の林床に育つラン科の花。 古くから園芸植物として栽培されてきた一方、花は食用にもなるそうです。 (2017年3月下旬) その辺で自生のものを見かけたことは、残念ながらいまのところ一度もありません。 写真のものは何年も前(たぶん10年以…

シラン Bletilla striata

日当たりのいい湿った草地に自生するラン科の花。丈夫で手が掛からない花なので、庭植えや道路沿いの花壇などでよく植えられています。 こちらはちょっと野性味ある写真ですが、もちろん植栽されたものです。 日当たりのいいところで見かけるものは半日陰で…

アキネジバナ Spiranthes sinensis var. amoena f. autumnus

林の中に咲いていたネジバナなのですが、写真だと分かりづらいですが草丈が50cmくらいと高く、葉も20cm程ある長い葉をしていました。 秋に咲くものはアキネジバナという品種とされ、花期以外に特に違いはないとされますが、今回見たものは季節の違い…

ネジバナ Spiranthes sinensis var. amoena

道端や芝生などによく見られるラン科の花。 まだ咲き始めたものがちらほら出てきたところです。 花は写真のもので横幅4mmでしたが、側萼片の開きが完全でない状態なのでもうちょっとあるかも。縦に測って5mmで、花の長さも5mmくらいでした。 唇弁の…

ササバギンラン Cephalanthera longibracteata

明るい落葉樹林に咲くラン科の花。 キンラン、ギンランに遅れてようやく少し開いたものが出てきたくらいです。 花色が同じ白色のギンランより、測ってないですが大きめと思います。草丈はキンランのように高くなり、葉の色などは写真ではわかりづらいですが…

キンラン Cephalanthera falcata

明るい林の中に咲くラン科の花。先にアップした白い花を咲かすギンランに対して黄色の花を咲かすのでキンラン(金蘭)。 花はたいていあまりはっきりとは開かない感じですが、 開いているのもありました。 でも、写真としてはキンランの葉でなさそうなものに…

ギンラン Cephalanthera erecta

明るい林の中に咲くラン科の花。 花が開いているものがあまり見られないことが多いように思っていましたが、晴れた日の日中には比較的よく咲いてるのかな?わかりませんが。(下の方にいい感じに咲いてた花の写真を追加したので少し文章変えました。) 開い…

ノヤマトンボ(オオバノトンボソウ) Platanthera minor

林の中に咲くラン科の花です。名前の由来はもちろん花の様子をトンボに見立てたもの。トンボというより何か別の生き物に似ているような・・・そのなにかが浮かばないのですが(笑) 側花弁が背萼片に重なること、唇弁が後方へ反ること、やや下向きになる距な…

ハマカキラン Epipactis papillosa var. sayekiana

海岸方面の黒松林に咲くランの仲間。クロマツの根に共生する菌が生育に必要なためだそうです。 花の時期以前はこうして項垂れたような姿をしています。 蕾の様子。開花が間近になってくるると起き上がります。 多数の花はやや下を向いて咲きます。 色合い的…