Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

ウリ科

キュウリ Cucumis sativus var. tuberculatus

野菜のきゅうりの花。 雌雄同株でこの写真の花は雌花。 キュウリは単為結果性があり、受粉せずとも果実ができ、栽培品種によっては雄花がつきにくいものなどもあるそうです。 雌花の様子。 雌花では、柱頭が3つ見えます。 萼の下には「小さなきゅうり」とい…

ゴキヅル Actinostemma tenerum

川岸に茂る葦の合間、水位が上がると水に浸かるような場所に咲いていたウリ科のつる植物。 「ゴキ」という響きにはある種のインパクトがありますが(笑)、名前の由来は、果実が熟すと上蓋が外れる様子から「合器(蓋のある器)」に喩えたもののようです。 …

アマチャヅル Gynostemma pentaphyllum

林縁に見かけるウリ科のつる植物の花。 葉腋から長い花序をぶら下げています。 雌雄異株で写真は雄花。 花冠は5裂して先が尾状に伸びている面白い形。半透明のような質感で粒状の突起のようなものもついていてなんとも不思議な雰囲気の花。 中心には雄しべ…

アレチウリ Sicyos angulatus

河原などで見かけるウリ科の花。雌雄同株で雄花花序と雌花花序に分かれ、写真のものは雄花花序の雄花。 同じく雄花の蕾。なんかの生き物っぽい(笑) 葉は大きく、いかにもウリ科という感じの形をしています。 芸術的な巻きひげ。 茎などにも長い毛が多いで…

カラスウリ Trichosanthes cucumeroides

林縁などに絡んでいるつる植物で夜に咲く花。花冠の裂片の先は非常に繊細に裂け大きく広がっています。雌雄異株で写真は雄花。 こちらも雄花。花筒が非常に長いです。主に対象の昆虫はスズメガでその長い口吻に合ったものだそうです。 こういうのってなるほ…

スズメウリ Zehneria japonica

道端の草地、林の縁などに見かけるつる植物の花。名前からはよく比較されるカラスウリと違って日中、花が咲いています。雌雄同株と雌雄異株の両方あるようです。 一枚目の写真では花冠が4裂でしたがこちらは5裂。5裂が一般的ですが稀に多かったり少なかっ…

キカラスウリ Trichosanthes kirilowii var. japonica

林縁などに見られるウリ科のつる植物の花。(雄花) 夜に咲く花は、花冠の裂片の先が糸状に細く裂けています。ちなみに仲間のカラスウリの花は同じく夜に咲き夜が明ける頃には閉じてしまいますが、キカラスウリは昼前くらいまで咲いていたりします。 雌花。…