キカラスウリ Trichosanthes kirilowii var. japonica
林縁などに見られるウリ科のつる植物の花。(雄花)
夜に咲く花は、花冠の裂片の先が糸状に細く裂けています。ちなみに仲間のカラスウリの花は同じく夜に咲き夜が明ける頃には閉じてしまいますが、キカラスウリは昼前くらいまで咲いていたりします。
雌花。柱頭が見えている。
これらも雌花。花の基部に子房があるのがわかります。
2016年は例年より早く7月初めには花に出会いました。
つる植物なのでかなり高い位置に咲いている場合も多く、間近では見られませんでしたが。
花の基部に膨らみのある子房が見られる雌花の蕾。
葉はカラスウリと違って表面に艶があります。
ほっそりした若い葉。これから成長して幅が出ると思います。
くるくるっとなった巻きひげも多数見えますが、何かを探知して巻き付くシステムってなんだか不思議です。
名前に「キ」とつくのは果実の色がカラスウリと違って黄色だからなのですが果実の写真が見当たらずで、いまのところありません。
と思ったのですが見つかりました。
距離があるので綺麗には撮れてませんが。色は黄色に熟し、大きさはカラスウリより一回り大きいです。
☆関連記事リンク☆