Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

オオイヌノフグリ Veronica persica

青い花ってあるようで意外となくて、小さい花ながらもとても印象的な花です。 雄しべ2つと雌しべ1つ。花は生育状態がよければ1cmくらい。 花色は普通は綺麗な青色をしてますが、やや紫というかピンクっぽいもの稀に見かけます。また、白花もあるような…

カラシナ(セイヨウカラシナ) Brassica juncea

川沿いの土手などで見かけるアブラナ科の花。いわゆる菜の花と呼ばれるものの一つ。 まだ咲き始めというのもありますが、菜の花の中でもセイヨウアブラナなどはかなり華やかですが、カラシナは花数もやや少なく少し質素な印象があります。 ただ、今時期の風…

スミレ Viola mandshurica

アスファルト道路沿いなど日当たりのいい場所で見られます。スミレの仲間全体をひとまとめに「すみれ」と呼んだりもしますが、この花はスミレ科スミレ属スミレです。 側弁には毛があり、花柱は逆三角形状。 距は細長い筒状。花茎は上部ではほぼ無毛ですが、 …

ヒメスミレ Viola inconspicua subsp. nagasakiensis

ハハコグサに紛れてヒメスミレが咲いていました。 名前の通り小さなスミレですが、特徴の一つは距は短めで紫色っぽい斑があること。 続いてアスファルトのひび割れたところでも見かけました。 四方八方よく花をつけてます。 土の場所でも見かけますが、けっ…

ノボロギク Senecio vulgaris

道端などに普通に見られるキク科の花。写真は綿毛姿ですが、冠毛が純白なので綺麗です。 しかし、可愛そうなことに名前は襤褸綿というような意味でつけられたのだろうと思います。 花は舌状花はなく筒状花のみの頭花。 総苞内片と小さな外片の先端がどういう…

オランダフウロ Erodium cicutarium

身近ではそんなに見かけないですが、色も形も可愛らしい花、昨年と同じ場所で咲いていました。 アスファルトの歩道沿い、地面に這い広がっています。 似た花にジャコウオランダフウロ(E. moschatum)というのがあるそうですが、オランダフウロの場合萼片の…

オランダミミナグサ Cerastium glomeratum

道端に普通にみられるナデシコ科の花。 花は3~4月くらいの天気が良く日の当たるときだけ開いています。涼しいときは昼間も咲いていたりしますが、暑い日は午前だけなど早めに閉じているように思います。また、5月以降になってくると開いている様子は見ら…

マメカミツレ Cotula australis

公園などどちらかというと人工的な場所で見られる小さなキク科の花。 写真左側のごつごつしたのはソメイヨシノの株元。 この状態で頭花の直径は3mm。端っこの花だけ少し咲いています。中心の方まで咲き進むと直径はもっと大きくなるのかなと思います。 い…

ヤブツバキ Camellia japonica

花は年末くらいからちらほら咲いていることもありますが、3月くらいが一番よく咲いていると思います。 艶があり濃い緑色の葉と花色のコントラストがとても目を引きます。 写真のものは4mくらいあるけっこう大きな木です。枝が重みでしなって花が少し垂れ…

タチツボスミレ Viola grypoceras

たまに暖かい日が数日あるものの続かず、といった感じで春なのに寒すぎるし気のせいか咲き出すのがいろいろ遅い気がしますが、タチツボスミレが咲いていました。 周辺が樹に囲まれているので、少しここは暖かいのかもなんて思います。 まだ全体にやや小さい…

コオニタビラコ Lapsanastrum apogonoides

まだ耕される前の水田で見られるキク科の花で、春の七草の一つ「ほとけのざ」はこの花。標準和名でホトケノザというのはシソ科の別の植物になります。 畦というより完全に水田内で見かけます。といってもどの田んぼでも見かけるわけではなく、ごくごく限られ…

ヒメオドリコソウ Lamium purpureum

道端などでよく見かけるシソ科の花。もう少しすると見かけるようになるオドリコソウよりずっと小型なことから「ヒメ」と付きます。 寒さにあたった葉の色の変化がカラフルで綺麗。 葉は対生し、茎は四角で稜がある。 葉の表面は細かく凸凹感があります。 葉…

ナズナ Capsella bursa-pastoris var. triangularis

畦道から舗装された道端や乾いた土地、公園の芝生まで幅広い範囲で見られます。 いいアップの写真が撮れてなかったので昨年の写真。 白い小さな花は、花弁は4雄しべが6。 果実は三角状で、先が窪みハート型のような形をしています。 基変種のホソミナズナ…

セイヨウタンポポ Taraxacum officinale

どこでもよく見られるタンポポです。寒い時期に咲く花は花茎が伸びずに地べたに張り付くように咲いています。 セイヨウタンポポの特徴は写真のように総苞外片が反り返っていることです。 カントウタンポポなど、いくつかの日本タンポポと呼ばれるものたちは…

ミチタネツケバナ Cardamine hirsuta

道端などで普通に見られるタネツケバナ属の花。似た花で湿り気を好むタネツケバナと違い、乾燥気味の場所でも強く、そんなことから「ミチ」と付いたのだろうと思います。 一般的に雄しべはタネツケバナ6に対してミチタネツケバナでは4つ。 花も全体像もタ…

タネツケバナ Cardamine scutata

主に、畦など湿り気が保たれる場所で見られるアブラナ科の花。 一般的に雄しべは6で、似た花のミチタネツケバナは通常4つ。 茎には毛が生えています。これもミチタネツケバナとの違い(葉柄の基部付近にだけ毛がある) 萼片は4で無毛が多いのかもしれませ…

ホトケノザ Lamium amplexicaule

道端などでごく普通に見られるシソ科の花。 いまのところ写真がないですが群生してると一面紫色に染められ、思いの外綺麗です(下に画像追加)。 唇状花ですが、3裂した下唇の中央はさらに2裂し形が可愛らしい。 上唇の内側に雄しべが収まっているのが見え…

フキ(フキノトウ) Petasites japonicus

フキノトウが顔を出していました。フキノトウというのはフキの花のことで山菜としても有名ですが、この時期にはあの特徴的なフキの葉はみられません。ここから生えてくるわけではなく、地下茎で繋がっていてそこから出てきます。 花冠の先が5裂した小さな花…

コハコベ Stellaria media

道端などで普通に見られる小さな花で、写真の状態で花径は5mm。 2月くらいからけっこう見かけるようになります。 昨年5月の写真。雌しべの花柱は3つで、似た花のひとつに挙げられるウシハコベは5つ。 上部では葉柄がありませんが、 下の方では葉柄が…