オオイヌノフグリ Veronica persica
青い花ってあるようで意外となくて、小さい花ながらもとても印象的な花です。
雄しべ2つと雌しべ1つ。花は生育状態がよければ1cmくらい。
花色は普通は綺麗な青色をしてますが、やや紫というかピンクっぽいもの稀に見かけます。また、白花もあるようなのですが、白い花にはツユクサのように除草剤の影響でそうなっている場合もあります。
あとは仲間に、白い花を咲かすコゴメイヌノフグリ(V. cymbalaria)という花もあるそうですが、まだ見たことがありません。(追記:2020年春に見つけることができました。)
花には長い柄があります。仲間のタチイヌノフグリ(V. arvensis)は花がかなり小さい上に花柄がほとんどなく葉の間に納まるような咲き方をします。
茎上部は斜上か立ち上がり、花柄が出るあたりでは葉が互生。
下の方の這っているあたりでは対生。
果実はやや扁平な形。
以前あげたフラサバソウ(V. hederifolia)との違いとしては果実の様子などもありますが、フラサバソウは花が小さく色が薄いためオオイヌノフグリのように遠目には目立ちません。また、全体の毛がずっと多いのも特徴です。
「オオ」の付かないイヌノフグリ(V. polita var. lilacina)は見たことがなくて、一度は見てみたいな~と思っているものの、なかなか出会えません。
昨年の写真。
(追加画像)
紫色の強い花。(2017年4月上旬)
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