福島県~和歌山県の太平洋沿岸地域に分布するカバノキ科の落葉小高木。 空気中の窒素固定能力があり、緑化や護岸等の目的で植えられることもあります。 また時折庭木などでも見かけます。写真のものは公園の植栽。 3月後半~4月が花期。 ハンノキと同属仲…
梅と桜(ソメイヨシノ)の間くらいに花期を迎えるバラ科の落葉小高木。 古くから薬用・食用として植えられています。 丸みのある淡紅色の花弁が5枚。 多数の雄しべと中心に雌しべが1つ。 雄しべの花糸は白色、雌しべの花柱は淡く黄色を帯びている。 長さは…
(2017年4月上旬) 春に花を咲かせるキジカクシ科の球根園芸植物。 チオノドクサという名前は和名のような響きもありますが、属名 Chionodoxa から。ただし、現在では、 Scilla 属、或いはその節 Scilla sect. Chionodoxa と分類されていることが多いよ…
2~4月頃花を咲かせるユキノシタ科の耐寒性常緑植物。 地下茎で増え、グランドカバーにも利用されますが、それほど増える速度は速くないようです。 寒い時期は葉が紅葉します。 (2月下旬) まだ寒いころに咲き始めた花の花序はほとんど伸びない。 花弁は…
3~4月頃に咲くキンポウゲ科の常緑植物の花。 一般にクリスマスローズと呼ばれていますが、本来クリスマスローズというのは12月頃から開花するヘレボラス ニゲル H. niger に当てられた呼び名で、対して3~4月頃に咲くこちらの種はレンテンローズと呼…
アヤメ科の非耐寒性植物。 まだ花より蕾の方が多く、2月下旬~4月にかけて次々と開花します。(日当たりのいい窓際栽培) 属名からフリージアと呼ばれますが、いくつかの原種があり、一般的に流通しているのはその種間交配種。 園芸品種にもよりますが、草…
河川沿いに咲いていたオオバコ科の白い小さな花。 野草はそうとう久しぶり。 小石川植物公園で研究用に持ち込まれたものが逸出、東京都内で野生化しているといった話がよく見られます。 なので、特に情報がないのでわかりませんが、茨城県ではそう多くないか…
古くから観賞用、食用・薬用に栽培されてきたバラ科の樹木。 実梅、花梅ともに園芸品種は多数で、品種により花色、花弁数、若い枝の色、毛の具合葉の様子などには変化があります。ここに載せているものは一般的な実梅の一種。 暦の上で春を迎える2月に、葉…
冬~春にかけて花を咲かせるラン科の花。 開花時期はその年の気温によって開花時期が早かったり遅かったりあるようです。 それ以外にも、夏や秋に数輪咲かせていることもあります。 花色や草丈などは園芸品種により様々。 日本にも自生があるセッコク類も同…
カバノキ科ハンノキ属の落葉高木。 山地に自生するようですが、写真のものは公園の植栽。 蕾状態の雄花花序は赤味が強く、意外と目立つ。 開花状態の雄花花序。 見た目に長めのものを測って、11cmほどありました。風媒花。 雄花の様子。ひとつ一つの小花…
(2017年3月上旬、満開時の様子) ベンケイソウ科の非耐寒性多肉植物で、冬に花序を伸ばし花を咲かせます。 名前は学名を日本語読みしたものの他に、由来はよく分かりませんが「磯の松(或いは磯辺の松)」「鳴戸(或いは鳴門)」といった具合に流通名…
公園樹や庭木として植えられる、ロウバイ科の落葉低木。 冬に葉に先立ち、芳香のある黄色の花を下向きに多数咲かせる。 半透明の黄色の花被片が多数あり、最内には暗紫色の花被片があります。 最内の花被片は黄色の花被片とは形状がかなり違っていて、爪部(…
ベンケイソウ科の常緑多肉植物。 冬に花を咲かせる鉢花の定番で、単にカランコエというとこの花のことを指すのが一般的。 ベニベンケイと呼ばれることもあります。 園芸品種が多く、花色は赤~白、黄色、や緑色など様々。咲き方にも八重咲きなどあります。他…
水辺などの湿り気の多い場所でよく見かけるカバノキ科落葉高木。 葉の落ちた冬場に花を咲かせます。 花といっても長い雄花花序が目につく程度のものですが、かつては刈り取った稲を掛けるために使われたり(はざ掛け)、護岸用に植栽されたり、木炭の材料に…
冬に花を咲かせるベンケイソウ科の常緑多肉植物。耐寒性はあまりなく冬場は室内。 コウライカ(幸来花)とも呼ばれることもあり、英語圏では Lucky Bells という名で流通しているようです。 学名は、Kalanchoe rauhii とされているのが一般的ですが、The pla…
ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物。 一般にカネノナルキ(金のなる木)として知られます。 カネノナルキというのは日本だけの流通名かと思っていましたが、調べてみると海外でも money plant や money tree と呼ばれているようでした。 由来は、ちょっ…
12月に花を咲かせるサボテン科の園芸植物。 よく耳にする名にカニサボテンやシャコバサボテンがありますが、 現在、流通の主流は、カニサボテン S. truncata と シャコバサボテン S. russelliana の交配品である S. x buckleyi にさらに他の種を交配したも…
(2015年10月下旬の花) 古くから鉢植えなどで栽培されてきたベンケイソウ科の多肉植物。 斑入りなどの園芸品種もいくつかあります。 茎は下垂し、10月下旬~11月にかけて茎頂に花を咲かせます。 もっと優雅に茎が伸びて欲しいところですが(30…
庭木などでよく見かけるモクセイ科の常緑小高木。雌雄異株。通常、日本で見られるものは雄株のみだそう。 花期は10月頃。離れた場所までよく漂う香りで開花に気づかされることがあります。 (2017年10月中旬) 写真は鉢植えの様子になりますが、自然…
9月頃から咲き始めるカタバミ科の園芸植物。南アフリカ原産。 (2016年10月下旬) 10月~11月くらいがピーク。 耐寒性はあまり強くないらしいので、霜が降りる頃には室内に取り込んでいますが、身近でもそれほど霜が降りないところでは庭植えされ…
初夏~秋(一番暑い時期は除く)にかけて咲くシソ科の園芸植物で、全草に芳香があるハーブの一種。 花の半分ほどが赤くなるのが 'ホットリップス' の特徴。(赤色の帯び具合は一定ではなく、全体に染まるものから全く染まらないものもある) 初夏の頃はこう…
通常のホトトギスと違い、花被や雌しべや雄しべが白色で紫色の斑点のない品種。 秋に葉腋ごとに複数の花を上向きに咲かせます。 花被片は内外3枚ずつの計6枚で、細い方が内花被片。 いわゆる完全な「白花」ではなく、それぞれの花被片の基部付近には橙色の…
秋に花を咲かせるキジカクシ科の非耐寒性常緑植物で、鉢植えなどで育てられる園芸植物。 葉の雰囲気がキジカクシ科の「万年青(オモト )」に似ていることと、花の様子を「眉刷毛」と見立てたのが名前の由来。 (2018年9月下旬) 葉の様子のいい写真が…
夏から秋にかけて収穫されるナス科の野菜、シシトウの花。 トウガラシやピーマン、あるいは観賞用のトウガラシ類なども学名的には Capsicum annuum となり、5つのグループに分けらているようです。そのうちシシトウやピーマンは Grossum group 。 Grossum …
英名ではニューヨークアスターとも呼ばれるキク科の園芸植物。 北アメリカ原産で、園芸品種は多数。 宿根草で特に手は掛からず毎年花を咲かせます。 ユウゼンギクという和名の由来は、鮮やかな花色から友禅染にちなんだともいわれているようですが、確かなこ…
野菜のナスの花。 花冠はほぼ平開し、花は下向きに咲く。 花序の花数は1個が多いものの、稀に2~3個付いているものもある。 花冠はしわしわした質感で、浅く5裂し、裂片の先が尖る。 雄しべ5つと雌しべが1つ。 雄しべの葯は黄色で長さは9mmくらいで…
ツユクサ科ムラサキツユクサ属の非耐寒性植物で、鉢植えなどで栽培される園芸植物。 全体に白い絹毛に覆われた様子が特徴的で、別名では「白絹姫」とも呼ばれます。(「白雪姫」とも。) 葉が斑入りのものもあるようです。 (2017年9月上旬) 全体的な…
夏~秋にかけて咲くアゼナ科の園芸植物。 別属ですが同じアゼナ科にウリクサという小さな花(1cmにも満たない)があり、それに対し花が大きく目立つことからハナウリクサという和名もあります。 他にはサイズ感や色合いからと思われますがスミレになぞら…
(2016年8月中旬) 九州・四国などに自生もあるようですが、それ以外では観賞用に園芸栽培されます。 茎頂に花序が出て、オニユリのように花は俯き咲きます。 花被片は6枚、強く反り返り、薄紅色に濃い色の斑点があり、鹿の子模様を連想させることが名…
園芸栽培されるヒガンバナ科の花で、春に咲く同科のスノーフレークのような俯いた花を秋に咲かせます。 スノーフレークよりは、草丈も花も小型で、秋~春に出る葉もかなり細いです。 例年は暦の上では秋の8月中旬くらいから咲いていますが、 今シーズンは梅…