Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

クラッスラ ムルチカバ Crassula multicava

(2017年3月上旬、満開時の様子) ベンケイソウ科の非耐寒性多肉植物で、冬に花序を伸ばし花を咲かせます。 名前は学名を日本語読みしたものの他に、由来はよく分かりませんが「磯の松(或いは磯辺の松)」「鳴戸(或いは鳴門)」といった具合に流通名…

ロウバイ Chimonanthus praecox

公園樹や庭木として植えられる、ロウバイ科の落葉低木。 冬に葉に先立ち、芳香のある黄色の花を下向きに多数咲かせる。 半透明の黄色の花被片が多数あり、最内には暗紫色の花被片があります。 最内の花被片は黄色の花被片とは形状がかなり違っていて、爪部(…

カランコエ Kalanchoe blossfeldiana

ベンケイソウ科の常緑多肉植物。 冬に花を咲かせる鉢花の定番で、単にカランコエというとこの花のことを指すのが一般的。 ベニベンケイと呼ばれることもあります。 園芸品種が多く、花色は赤~白、黄色、や緑色など様々。咲き方にも八重咲きなどあります。他…

ハンノキ Alnus japonica

水辺などの湿り気の多い場所でよく見かけるカバノキ科落葉高木。 葉の落ちた冬場に花を咲かせます。 花といっても長い雄花花序が目につく程度のものですが、かつては刈り取った稲を掛けるために使われたり(はざ掛け)、護岸用に植栽されたり、木炭の材料に…

カランコエ ラウヒー ( Kalanchoe rauhii )

冬に花を咲かせるベンケイソウ科の常緑多肉植物。耐寒性はあまりなく冬場は室内。 コウライカ(幸来花)とも呼ばれることもあり、英語圏では Lucky Bells という名で流通しているようです。 学名は、Kalanchoe rauhii とされているのが一般的ですが、The pla…

フチベニベンケイ(カネノナルキ) Crassula ovata

ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物。 一般にカネノナルキ(金のなる木)として知られます。 カネノナルキというのは日本だけの流通名かと思っていましたが、調べてみると海外でも money plant や money tree と呼ばれているようでした。 由来は、ちょっ…

デンマークカクタス(クリスマスカクタス、シャコバサボテン) Schlumbergera

12月に花を咲かせるサボテン科の園芸植物。 よく耳にする名にカニサボテンやシャコバサボテンがありますが、 現在、流通の主流は、カニサボテン S. truncata と シャコバサボテン S. russelliana の交配品である S. x buckleyi にさらに他の種を交配したも…

ミセバヤ Hylotelephium sieboldii

(2015年10月下旬の花) 古くから鉢植えなどで栽培されてきたベンケイソウ科の多肉植物。 斑入りなどの園芸品種もいくつかあります。 茎は下垂し、10月下旬~11月にかけて茎頂に花を咲かせます。 もっと優雅に茎が伸びて欲しいところですが(30…

キンモクセイ Osmanthus fragrans var. aurantiacus

庭木などでよく見かけるモクセイ科の常緑小高木。雌雄異株。通常、日本で見られるものは雄株のみだそう。 花期は10月頃。離れた場所までよく漂う香りで開花に気づかされることがあります。 (2017年10月中旬) 写真は鉢植えの様子になりますが、自然…

オキザリス ボーウィー(ハナカタバミ) Oxalis bowiei

9月頃から咲き始めるカタバミ科の園芸植物。南アフリカ原産。 (2016年10月下旬) 10月~11月くらいがピーク。 耐寒性はあまり強くないらしいので、霜が降りる頃には室内に取り込んでいますが、身近でもそれほど霜が降りないところでは庭植えされ…

チェリーセージ ホットリップス Salvia microphylla 'Hot Lips'

初夏~秋(一番暑い時期は除く)にかけて咲くシソ科の園芸植物で、全草に芳香があるハーブの一種。 花の半分ほどが赤くなるのが 'ホットリップス' の特徴。(赤色の帯び具合は一定ではなく、全体に染まるものから全く染まらないものもある) 初夏の頃はこう…

シロホトトギス Tricyrtis hirta f. albescens

通常のホトトギスと違い、花被や雌しべや雄しべが白色で紫色の斑点のない品種。 秋に葉腋ごとに複数の花を上向きに咲かせます。 花被片は内外3枚ずつの計6枚で、細い方が内花被片。 いわゆる完全な「白花」ではなく、それぞれの花被片の基部付近には橙色の…

マユハケオモト Haemanthus albiflos

秋に花を咲かせるキジカクシ科の非耐寒性常緑植物で、鉢植えなどで育てられる園芸植物。 葉の雰囲気がキジカクシ科の「万年青(オモト )」に似ていることと、花の様子を「眉刷毛」と見立てたのが名前の由来。 (2018年9月下旬) 葉の様子のいい写真が…

シシトウ Capsicum annuum

夏から秋にかけて収穫されるナス科の野菜、シシトウの花。 トウガラシやピーマン、あるいは観賞用のトウガラシ類なども学名的には Capsicum annuum となり、5つのグループに分けらているようです。そのうちシシトウやピーマンは Grossum group 。 Grossum …

ユウゼンギク Symphyotrichum novi-belgii

英名ではニューヨークアスターとも呼ばれるキク科の園芸植物。 北アメリカ原産で、園芸品種は多数。 宿根草で特に手は掛からず毎年花を咲かせます。 ユウゼンギクという和名の由来は、鮮やかな花色から友禅染にちなんだともいわれているようですが、確かなこ…

ナス Solanum melongena

野菜のナスの花。 花冠はほぼ平開し、花は下向きに咲く。 花序の花数は1個が多いものの、稀に2~3個付いているものもある。 花冠はしわしわした質感で、浅く5裂し、裂片の先が尖る。 雄しべ5つと雌しべが1つ。 雄しべの葯は黄色で長さは9mmくらいで…

トラディスカンチア シラモンタナ Tradescantia sillamontana

ツユクサ科ムラサキツユクサ属の非耐寒性植物で、鉢植えなどで栽培される園芸植物。 全体に白い絹毛に覆われた様子が特徴的で、別名では「白絹姫」とも呼ばれます。(「白雪姫」とも。) 葉が斑入りのものもあるようです。 (2017年9月上旬) 全体的な…

トレニア(ハナウリクサ) Torenia fournieri

夏~秋にかけて咲くアゼナ科の園芸植物。 別属ですが同じアゼナ科にウリクサという小さな花(1cmにも満たない)があり、それに対し花が大きく目立つことからハナウリクサという和名もあります。 他にはサイズ感や色合いからと思われますがスミレになぞら…

カノコユリ Lilium speciosum

(2016年8月中旬) 九州・四国などに自生もあるようですが、それ以外では観賞用に園芸栽培されます。 茎頂に花序が出て、オニユリのように花は俯き咲きます。 花被片は6枚、強く反り返り、薄紅色に濃い色の斑点があり、鹿の子模様を連想させることが名…

アキザキスノーフレーク Acis autumnalis

園芸栽培されるヒガンバナ科の花で、春に咲く同科のスノーフレークのような俯いた花を秋に咲かせます。 スノーフレークよりは、草丈も花も小型で、秋~春に出る葉もかなり細いです。 例年は暦の上では秋の8月中旬くらいから咲いていますが、 今シーズンは梅…

オリヅルラン Chlorophytum comosum

主に観葉植物として鉢植栽培されるキジカクシ科の常緑植物。 耐寒性はあまりないので、冬場は室内に取り込みます。 夏に花茎をだし、いくつか分岐を持つ花序をつけます。 花序先端までの長さは葉の長さの2倍ほどありました。 写真で茎が緑色のものは斑無し…

オクラ Abelmoschus esculentus

野菜として栽培されるオクラの花。 オクラという名前は英名( okra ) からきているそうです。 葉腋に花を単生します。一日花(午前中)。 花弁は淡い黄色で5枚あり、基部寄りで暗紫色。 花径は6~7cmほど。平開はしない。 アオイ科によく見られるよう…

オリエンタルハイブリッドリリー Lilium (Oriental Hybrids lily)

オリエンタルハイブリッドリリーは、ヤマユリやカノコユリの交配を中心に、その他いくつかのユリ類を交配してつくられたグループ。 よく知られている園芸品種に、カサブランカ( 'Casa Blanca' )などがありますが、主にここに載せているものは、そのカサブ…

グラジオラス Gladiolus

庭植えや鉢・プランターなどで栽培されるアヤメ科の園芸植物。 耐寒性はやや弱いとされますが、自宅庭では植えたままでも何年も持っています。 掘りあげる場合は、秋に葉が枯れた頃に乾かし貯蔵します。 親球周りに子球がたくさんできよく増えます。そういえ…

マリーゴールド Tagetes erecta

花壇などによく植えられているキク科の園芸植物。 土壌線虫対策に畑に植えられることもあり、それ用の園芸品種もあるようです。 写真のものは園芸的にはフレンチ種(フレンチマリーゴールド)と呼ばれる花で、和名/別名にはあまり一般的でないですが、コウオ…

キュウリ Cucumis sativus var. tuberculatus

野菜のきゅうりの花。 雌雄同株でこの写真の花は雌花。 キュウリは単為結果性があり、受粉せずとも果実ができ、栽培品種によっては雄花がつきにくいものなどもあるそうです。 雌花の様子。 雌花では、柱頭が3つ見えます。 萼の下には「小さなきゅうり」とい…

シロタエギク Jacobaea maritima

キク科の耐寒性常緑植物の花。 銀白色の葉のコントラストを活かして寄せ植えなどによく用いられています。 園芸品種がいくつかあるようですが、写真のものはあまり丈が高くならないので ごく一般的に流通する園芸品種で 'Silver Dust' と思います。 けっこう…

ヘメロカリス Hemerocallis

庭などで栽培されるツルボラン科の園芸植物。 園芸品種の数は3万以上ともいわれます。 この写真の花は、一つ前の花のこぼれ種から育ったものと思います。 花色的に、ノカンゾウ( H. fulva var. kwanso )とかなり似た印象ですが、花被片に幅もあり、花径も…

シトラスタイム(レモンタイム) Thymus x citriodorus

シソ科の常緑小低木で、柑橘系の香りからレモンタイムとも呼ばれるハーブの一種。栽培品種がいくつかありますが、写真のものの栽培品種名までは不明。 以前は、タチジャコウソウ( T. vulgaris )とラージタイム( T. pulegioides )の交雑種と考えられてい…

ノハナショウブ Iris ensata var. spontanea

湿り気のある草地に育つアヤメ科の花で、園芸植物のハナショウブの原種。 草丈は背の高い花の方で90cmくらい。 花色は赤紫色。外花被片に黄色の筋があり、ほっそりとした内花被片は直立しています。 花柱分枝の先の付属片は2裂し、裂片は強く反り返って…