Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

フリージア Freesia x hybrida

花の写真

アヤメ科の非耐寒性植物。

まだ花より蕾の方が多く、2月下旬~4月にかけて次々と開花します。(日当たりのいい窓際栽培)

属名からフリージアと呼ばれますが、いくつかの原種があり、一般的に流通しているのはその種間交配種。

 

全体像

園芸品種にもよりますが、草丈は70~80cmほどにもなり倒れやすいので支柱が必要になります。

 

花の様子

花色は品種により様々。芳香があります。

 

花の様子 横アングル

花被片は先が丸みがあり、花被片は内花被片3枚、外花被片3枚の計6枚、下部は合着し筒状。(八重の品種もある)

 

雄しべ雌しべの様子1

雄しべ雌しべの様子2

雄しべは3本、縦長の葯があり、外向きに開いている。

雌しべの花柱は先の方で6岐し柱頭付近でさらに浅く2裂している。

 

花糸基部

花糸基部の様子。

 

花序の様子

穂状花序は弓なりに垂れる。

 

花茎の様子

(2017年4月上旬)鉢を移動するとき過って折ってしまった花茎。

花茎は数回枝分かれする。

 

蕾の様子

蕾の様子。初め緑色ですが段々に色づきます。

苞が2枚ある。

 

葉の様子1

葉の様子2

葉の様子

葉は単面葉。谷折りに合着したような状態のため、見えている部分は本来の葉裏面。少々白粉を帯びる。

 

むかごの様子

(2017年5月下旬)

葉は5月中旬過ぎるころには枯れてきます。

稀と思いますが、地際にむかごが出来ることもあります。

 

球根の様子

球根の様子。1シーズンでも多数の子球ができます。

掘りあげて夏の間は涼しい場所で保管。秋になると芽が出始めるので再び植えます。

品種により病気に強い弱いがあると思いますが、うちのは十数年繰り返し咲いています。