トラディスカンチア シラモンタナ Tradescantia sillamontana
ツユクサ科ムラサキツユクサ属の非耐寒性植物で、鉢植えなどで栽培される園芸植物。
全体に白い絹毛に覆われた様子が特徴的で、別名では「白絹姫」とも呼ばれます。(「白雪姫」とも。)
葉が斑入りのものもあるようです。
(2017年9月上旬)
全体的な様子。
今シーズンはまだあまり花が咲きそろった状態になっていません。
花の大きさは、大体2.5cmくらい。
花弁は3枚。紅紫色で先端に向かって中央に白い筋があります。
雄しべは6本。葯は橙黄色。葯のすぐ下の花糸は白っぽい色ですが、それ以下は基部に向かうほど紅紫色。
雌しべは雄しべよりやや短め。柱頭と子房は白っぽく、花柱は花糸と同じように下の方ほど紅紫色に色づく。
花は午前中(10時くらい?)で閉じ始めてしまう一日花。
花序は苞葉の中に埋もれるようにあり、翌日以降咲くであろう蕾がいくつか待機しています。
たいてい花は一つずつですが、まれに同時に2つの花が同じ茎頂に咲いていることもあるようです。
花弁よりだいぶ小さな萼片が3枚ある。色は半透明で中央がやや緑色。茎や葉と同じように長い白絹毛が生えている。
その下には小花柄が見えますが、やはり長い絹毛が生えている。
茎、葉ともに長い絹毛に覆われ、多肉質。かなり乾燥に強い。
葉裏の様子。
地下や地上を這うように太い茎が広がる。
冬場は水も完全に断ち、この地際の茎だけ残して鉢植えのまま室内保管しておけば、翌年、暖かくなってくると新しい芽が伸びてきます。