Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

バラ科

レッドロビン Photinia x fraser 'Red Robin'

生垣などとしてよく植えられているのを見かけるバラ科の常緑小高木。 カナメモチ P. glabra とオオカナメモチ P. serratifolia ハイブリッド園芸品種。 5月上旬、蕾の頃の様子。 現在の様子。 複散房花序に白色の5弁花を多数つけます。 花序の径は大きいも…

コデマリ Spiraea cantoniensis

庭木としてよく植えられるバラ科の落葉低木。 同じくよく植えられるユキヤナギとは同属で、枝垂れる様子など似ています。 花序が小さな半球形になることが名前の由来。 白色の5弁花で、雄しべは20本ほど、花弁より短く、花粉を出す前の葯は乳白色、花糸の…

カスミザクラ Cerasus leveilleana

同じ場所でのヤマザクラはすでに咲き終えていますが、それと入れ替わるように満開を迎えた遅咲きの桜。 標高が高いところに多いようですが、平野部でも見られます(暖かい地方になるとわかりませんが。) 名前の由来は、遠くから見たとき満開の白い花によっ…

ハナカイドウ Malus halliana

庭木や公園樹で見かけるバラ科落葉低木。 下から撮っているので分かりづらいですが、花は2~7個ほどの花柄がぶら下がり下向きに咲きます。(中には横や上を向いているものもある。) 花弁5枚程度の一重で咲いているものと、半八重状に多数の花弁がつくも…

オオシマザクラ Cerasus speciosa

よく公園や街路樹として植栽される桜の一つ。 葉の展開とともに開花するタイプ。ヤマザクラと違って葉の色は緑色が目立ち、白色の花と相まって爽やかな印象。 花は桜としては大輪で、4cm超えるのも普通。 雄しべ雌しべの様子。 後半の花は、花弁の基部や…

エドヒガン Cerasus spachiana f. ascendens

公園の植栽。ソメイヨシノの片親としても知られる桜。 開花がソメイヨシノより少し早いために現在は樹によってはほぼ花が散っていたものもあったり、まだ咲かせている樹においてもピークはだいぶ過ぎているようでした。 比較的よく咲いていた樹の花。 こちら…

ヤマザクラ Cerasus jamasakura

バラ科の落葉高木。植栽されていることもありますが、山野で比較的よく見かける桜で、開花時に赤味のある若葉が見られるのが特徴の一つ。 花弁はほぼ白色で、後半になると薄紅色を帯びます。 花径は3cm程度。 蕾のときは全体が薄紅色。 花柄や萼が無毛。…

ハナモモ Amygdalus persica

庭木などでよく見かける、花を観賞するために改良されたモモの園芸品種群。 花色は紅色や桃色、白色、或いは咲き分けなどあり、花弁が細いものなどもあります。 樹形にはこの写真のもののような立ち性の他にも、枝垂れ性のものや、あまり枝が横に広がらずに…

ボケ Chaenomeles

庭木や公園樹、或いは盆栽などでよく栽培されているバラ科の落葉低木。 古くから観賞用に栽培されてきた花木で、園芸品種は200くらいあるそうです。クサボケ(C. japonica)との交配などもあるようで、あちこちで目にするボケがボケ(C. speciosa)の園芸…

ユキヤナギ Spiraea thunbergii

公園や庭などによく植えられているバラ科の落葉低木。 枝垂れた枝にびっしりと咲かせる小さな白い花はまさしく雪のよう。 周囲には香りも漂います。 写真はありませんが、初冬の頃の紅葉も美しい植物です。 似た花でよく植えられているものには同属のコデマ…

ダイコンソウ Geum japonicum

林内や林縁で咲いていたバラ科の野草。 名前は根生葉の様子から付いたもので、花の様子自体はキジムシロ属のような感じの花。 黄色の5弁花で、雄しべ雌しべは多数。花弁の基部がちょっと赤味を帯びている。 萼片は5つあり強く反り返っている。その間に小さ…

シモツケ Spiraea japonica

庭木や公園樹などでよく見かけるバラ科の落葉低木の花。 複散房花序に小さな花を隙間なく咲かせ、長い雄しべが目をひきます。 雄しべは25~30本らしいですが、写真のものは30本のようです。雄しべの基部にある並んだ膨らみは蜜腺と思われます。 中心に…

ピラカンサ Pyracantha sp.

公園樹や庭木などでよく見かけるバラ科常緑低木の花。写真は公園の植栽。 ピラカンサと呼ばれ栽培されるものには、トキワサンザシ(P. coccinea)、別名ヒマラヤピラカンサとも呼ばれるカザンデマリ(P. crenulata)、タチバナモドキ(P. angustifolia)の3…

ハマナス Rosa rugosa

海岸に育つバラ科落葉低木で、海岸方面ではよく植栽もされています。 写真のものは環境的に這うように低いですが、庭木などでは1m以上になります。 多くの園芸バラの原種の一つにもなっているようです。 花弁は5枚。花色は赤紫色が普通で色の濃さは少々個…

ナナカマド Sorbus commixta

バラ科の落葉高木。 タイトルはナナカマドとしていますが、変種のサビバナナカマド(var. rufoferruginea)の可能性も考えられます。 サビバナナカマドは小葉の裏(特に主脈沿い)に褐色の長い毛があり、萼筒や花柄にも褐色の毛があるもののようです。小葉裏…

ヤマブキ Kerria japonica

林などに生えるバラ科落葉低木で、庭木や公園樹などでも見られる花。 八重咲きになったヤエヤマブキ(f. plena)もよく見かけます。 花は5弁の整った形。 多数の雄しべがあります。 雌しべは5本(~8本?)あるそうですが、適当に撮れば写るだろうと思い…

トゲナシテリハノイバラ Rosa luciae f. ohwii

テリハノイバラの茎のトゲを撮ろうとして今回たまたま気づいた花です。 トゲがないだけでなく花が明らかに一回り大きいようでした。 (追記: 花が特に大きくないものでもトゲなしのものがありました。) 写真中央を横切る古い茎(枝)、そこから出た新しい…

テリハノイバラ Rosa luciae

海岸や河口付近などで見かけるバラ科のつる性木本。 ノイバラの花期が過ぎたころ、入れ替わるように見かけるようになります。 砂地などを這うように枝が伸びます。 花径は小さめでも3cm程度あり、ノイバラ(2cm程度)より大きい。 大きめの花は4cm…

シャリンバイ Rhaphiolepis indica var. umbellata

海岸の崖に見かけたバラ科の常緑低木。少々、花のピークは過ぎてます。 海岸のものは色々詳細が撮りづらい場所だったので、ここからは家の植木(実生)で撮ったものです。 花柱は2本のものと、 3本のものがあるようです。 花が終わりかけてきたものは花糸…

ナワシロイチゴ Rubus parvifolius

道端の草地に見かけるバラ科キイチゴ属の花。草地や土手に這うようにしていますが、落葉小低木。 咲き始め、花弁が直立したままで上部の隙間から雌しべの柱頭だけが見えています。 多数の雄しべの花糸が花弁の隙間から見えますが、葯は隠されています。 それ…

ノイバラ Rosa multiflora

日当たりのいい場所でよく見かけるバラ科の花で、散房状に多数の花を咲かせます。今の季節、あたりによく香る花の一つです。 咲き始めの花では、葯がオレンジ色で可愛らしい。 萼裂片は強く反り返っています。 白色の蕾。 こちらはピンク色の蕾をしています…

クマイチゴ Rubus crataegifolius

道端で見かけたバラ科キイチゴ属の花。 花は下向きに咲いています。花弁同士の間隔が広く、中心にある多数の雌しべを取り囲むように綺麗に並んだ雄しべが印象的。 仲間でもないし構造も違いますが、なんだかコヤブタバコを思い出しました(笑) 花径は2.5…

カマツカ Pourthiaea villosa var. villosa

林縁などにみられるバラ科樹木の花。 花径は1cmちょっと。 花序は複散房花序。 萼や花序内の柄に白い軟毛があります。 この毛の量が多いものをワタゲカマツカ、中間的なものをケカマツカ、無毛なものをカマツカとわけることもあるようですが、ここでは分…

イヌザクラ Padus buergeriana

ウワミズザクラに似た花を咲かせるバラ科の落葉高木。 総状花序に咲く小さな花。長い雄しべが目立ちます。白い花弁がありますが、全体でみたとき気のせいかウワミズザクラよりあまり白く見えない感じ。 ウワミズザクラとの違いは花序の出る位置で、イヌザク…

カジイチゴ Rubus trifidus

河口付近の藪状になった崖などから全体が枝垂れるように生えているキイチゴ属の一種。 いつも見る場所は伐採されてしまい花が見れなかったので、どうしようかと思ったのですが、別の場所で見ることが出来ました。 多数の雄しべの中心に多数の雌しべ。 花は上…

ウワミズザクラ Padus grayana

ブラシのように見える花序の白が葉の緑と相まって爽やかな印象。 一つ一つの小さな花の集まり。 花序は葉をつけた当年枝の先にあります。この点が似た花を咲かせるイヌザクラとの違い。 イヌザクラは前年枝から花序が出ます。 葉身の基部付近に桜のように蜜…

モミジイチゴ Rubus palmatus var. coptophyllus

林などに生えるキイチゴ属の花。この時期、弓なりにしなり伸びる枝に下向きの花を多数咲かせている姿をよく見かけます。 それにしても、なんでかいつも雨の日に撮っているような気がする花です。 けど、もしかしたらただの偶然でもなくちょうど雨になりやす…

クサイチゴ Rubus hirsutus

林の縁で見かけるバラ科の花。名前には「クサ」と付きますが木本でキイチゴの一種です。横に広がりあまり高くならないので、草のような見た目から付けられた名前と思います。 花径は写真のもので5cmあり、かなり立派な花を咲かせます。 多数の雄しべと中…

ヒメキンミズヒキ Agrimonia nipponica

林の中など日陰に咲くバラ科の花。花弁は細く、花付きは疎ら、雄しべが5~8と少ないのが特徴。(追記:花弁が広いものがありました。下に追加画像。) 定規の当て方が雑ですが写真のもので花径6mm。周辺の小さめの花で4mmでした。 キンミズヒキの半…

ワレモコウ Sanguisorba officinalis

道端の草地に生えるバラ科の花。先端の方から咲いていきますが、花弁はなく萼片が4枚の小さな花の集まり。 開いている花は雄しべが4つ見えます。蕾の花は正面からみると「+」となっているのが面白いです。 アイウエオ順だとおそらく一番最後になる花の名…