クマイチゴ Rubus crataegifolius
花は下向きに咲いています。花弁同士の間隔が広く、中心にある多数の雌しべを取り囲むように綺麗に並んだ雄しべが印象的。
仲間でもないし構造も違いますが、なんだかコヤブタバコを思い出しました(笑)
花径は2.5cm弱。花弁の反り具合によって少々前後すると思います。
萼はかなり平らになっていますが、杯形と言われているようです。
葉は3~5浅~中裂。長さは6cmくらいが多いようでした。
葉の裏の主脈上にトゲがあります。
葉柄にもトゲ。
枝にもトゲ。
幹にもトゲがあります。けっこう不規則な配置。
これはやや若いものと思います。もう少し奥の届かない位置にあった幹はこのような紫色を帯びてなくもっと太いものでした。
花後の様子。
生えている場所がこちらの位置より下なので見下ろすアングルになっていて這っているように見えますが、2mはないにしても1m以上はあり、それなりに樹木といった感じでした。