シャリンバイ Rhaphiolepis indica var. umbellata
海岸の崖に見かけたバラ科の常緑低木。少々、花のピークは過ぎてます。
海岸のものは色々詳細が撮りづらい場所だったので、ここからは家の植木(実生)で撮ったものです。
花柱は2本のものと、
3本のものがあるようです。
花が終わりかけてきたものは花糸が紅色を帯びてくるようです。
株全体でみると、花弁の白さだけでなくその様子がアクセントになり、綺麗だったりします。
花径は2cmほど。
花序の軸などに褐色の毛が密生しています。
葉は革質で成葉は無毛。葉の形は葉先が尖るものから丸いもの、さらには平らなものまでいろいろです。
葉の裏も成葉では無毛。
若い葉には葉柄なども含め、褐色の毛があります。
若い枝も同じように毛があります。
葉の縁は、全縁からあまり目立たない低い鋸歯がありますが、この葉などは結構目立つ鋸歯があります。
4月中旬ころの動き出した芽の様子。
(2015年9月上旬)
果実の写真がいいものがなくて、これは家の植木が初めて果実を付けた記念に撮ったもの。1個しかついてませんが(笑)
秋には黒っぽく熟します。またちゃんとしたものを撮って追加したいと思います。
(2016年5月下旬)
名前の由来は、花の様子から「梅」をイメージし、葉が車輪状に枝につくことから。
病気はけっこういろいろ出ますが、それにへこたれない丈夫な植木で、公園はもちろん、海岸方面や道路沿いなどでよく植栽もされています。
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(9月下旬、以下3枚追加)色づいてきた果実。海岸に育っていたもの。
果実の径は1cm弱でした。
果実の形は1つ目の追加のような縦長から、この写真のような横長までありました。