2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧
林などに見かけるミズキ科の落葉高木。公園樹や庭木としても植えられています。 もっとびっしりと花をつけたものも見られますが、写真のものは花数が少々寂しい感じ。 一つ前で「花」と書きましたが、同属のハナミズキ(アメリカヤマボウシ)と同じように白…
林内に見かけたツツジ科の植物。 葉緑素を持たず真っ白で怪しげな風貌からキノコではありませんが、別名ユウレイタケ(幽霊茸)とも呼ばれます。 花冠は5裂(3~5裂)していて、内側と縁に毛があるようです。 中央に見えるやや青味を帯びた大きな目玉のよ…
道端などで見かけるウコギ科の植物の小さな花。 小さな植物ですが、よく見ると艶々した葉で形も良く可愛らしい。 主に湿った場所でよく目にしますが、写真のような場所から芝生などでも見かけることがあります。 (2016年5月末) 雄性期の花。花茎を葉…
湿地に咲くキク科の花。 花期がそろそろ終わりで、近寄れない遠くの方でしか咲いてる花がありませんでした。 すぐ近くにあったものはすでにふわふわと綿毛姿。 (2016年4月中旬) ということで昨年の写真から。 下の方が見えていないので草丈が低く見え…
山野に生えるアジサイ科の落葉低木の花。別名は卯の花。 この数日で一度に花が咲き始めたような感じで、いろんなところで満開な様子を見かけるようになりました。 円錐花序に白い花を多数咲かせます。香りは特にないようです。 花径はよく開いたもので、1.…
林の縁などで見られるウコギ科の落葉低木。 雌雄異株で写真は雌株の雌花。 散形花序に花弁5枚が反り返った小さな黄緑色の花を咲かせます。 咲き始めで花弁がまだ反り返っていない花。 せっかく花弁があるのだからこっちの方がいい気がしますが、きっと反り…
水深の浅い溝などで見られるアヤメ科の花。 花は外花被片3内花被片3と花柱が花弁状に変化したもの3で構成されています。 大きな外花被片の基部には蜜標があります。 花を見ていると実際にハナバチが飛んできて何の迷いもなく蜜標の位置から花の中に体を突…
日当たりのいい山野に生えるモクセイ科の落葉低木。(暖かいところでは落葉しないらしいですが。) ライラックの台木としても知られますが、ライラックの台木から育ったうちのイボタノキの様子は、環境の差なのか少々見た目に違いがあります。(それについて…
道端の草地で見かけるキク科の花。 横から見た様子。 頭状花序が散房状につくので頭状散房花序。あまりそんな表現見かけませんが。 一応目安で定規を当ててますが、花序全体の上からみた大きさは個体差がかなりあります。 頭花(頭状花序)は舌状花(雌しべ…
海岸の崖に見かけたバラ科の常緑低木。少々、花のピークは過ぎてます。 海岸のものは色々詳細が撮りづらい場所だったので、ここからは家の植木(実生)で撮ったものです。 花柱は2本のものと、 3本のものがあるようです。 花が終わりかけてきたものは花糸…
林の縁などに見かけるレンプクソウ科の落葉低木の花。 皿状に広がった花序に多数の小さな花を咲かせますが、丸みがある形と長い雄しべの様子が可愛らしいです。 一つの花の径は、6mm前後といったところ。 花序の柄には毛が多く、星状毛があります 葉の形…
(2015年5月下旬、雄しべが長いタイプの花) 林の縁などに見かけるニシキギ科の落葉低木の花。 花にはこの写真のように雄しべの方が雌しべより長いタイプと、雌しべより雄しべが短いタイプの2タイプがあり、後者のタイプでも結実することはあるそうで…
(2016年5月中旬) アスファルトの駐車場縁に咲くマメ科の花。 今回、天候が悪く綺麗に撮れなかった上に、花がしっかり開いているものもあまりないようでした。開閉運動してるのかな。 因みに、先の写真でも端っこに写ってましたが、コメツブツメクサ(…
林の縁に見かけたツツジ科落葉低木の花。 総状花序はほぼ水平に横に伸びています。 花冠の色は、黄緑色にやや赤色を帯びたものからほぼ真っ赤というものまであるようです。 雄しべと雌しべは花冠より短く横からだと見えない。 暗くて綺麗に撮れませんでした…
林内やその縁で見かける落葉小高木。 曇りや雨の天気でも明るさを感じる花です。 短い当年枝から花序を出し、花冠が5深裂した白色の花を下向きに多数ぶら下げます。 最大に開いたもので花径3cmほどでした。 花糸の先の葯隔(半透明な部分)の内側にオレ…
林の縁や道端などによく見かける花で、常緑または半常緑のつる性木本。 ちょっと近寄るだけで分かるほど、とてもよく香ります。 花冠は上下に2裂し、長い雄しべと雌しべが目立つ面白い形。 吸うと蜜が甘く、「吸い葛」となったようです。 上裂片の先は浅く…
海岸に生える常緑低木の花。生垣などでもよく見かける樹木です。 花径は2cmほど。 雌雄異株でこの写真は雄花。5本の雄しべは葯が大きく発達していますが、雌しべはあるものの退化していて不稔です。 こちらは雌花。 中心の雌しべは子房も目立ち発達して…
林の縁などで見かけるつる性の常緑低木でキョウチクトウ科の花。 名前の由来は、金春禅竹の謡曲「定家」などにある「藤原定家が死後に、(思いを寄せていた)式子内親王の墓に葛となって絡みついた」という伝説からだそうです。 おどろおどろしい感じもあり…
道端の草地に見かけるバラ科キイチゴ属の花。草地や土手に這うようにしていますが、落葉小低木。 咲き始め、花弁が直立したままで上部の隙間から雌しべの柱頭だけが見えています。 多数の雄しべの花糸が花弁の隙間から見えますが、葯は隠されています。 それ…
道路や河川沿いの土手などで見かけるマメ科の落葉低木の花。 マメ科の花は蝶形花が多いですが、旗弁のみの変わった花をしていて、雄しべが突き出ています。 雌しべはどこだろう?と思って花序の上部の咲き始めの花を見ると、雌しべは雄しべより先に出ていま…
道端の草地や縁石沿いなどで見かけるキキョウ科の花。 花は雄性先熟。この写真では雄性期で雄しべが花粉を出し、雌しべは柱頭がまだ開いてません。 因みに、一枚目の写真の花は雌性期。雄しべはよれよれか落ちてしまっていて、雌しべの柱頭が開いています。 …
とある駐車場の縁でのみ見かけるキキョウ科の花。 似た花のキキョウソウ(T. perfoliata)と違い、茎の先端にだけ花が咲きます。 どうもこれまで花冠の裂片が一部くっついた感じの花だったり、なかなかいい感じに開いた花に出会えてません。今回の花は綺麗に…
街路樹などで見かける落葉高木の花。 本来の分布は伊豆半島以西と暖かい地方らしいですが、けっこう種子が発芽しやすいのか、あちこちで若い苗木状態のものも見かけます。 5月後半あたりから、集散花序をだし多数の薄紫色の花を咲かせる。 (2016年5月…
道端で見かけるキク科の花。 花色(舌状花)は白色でやや青紫色を帯びるものもあります。 蕾の様子。 頭花は筒状花が中心まで咲き進んでいるもので2.0~2.5の間といった感じ。 これまで気にしていませんでしたが、今回見た様子では舌状花がやや下に反…
海岸方面で見かけるサクラソウ科の花。 わずかな岩の隙間からでも生えています。ときに海岸近くのアスファルトの縁石沿いにも見られます。 茎上部の葉腋に花を付けます。花冠は5つに深裂。 たまに4裂もあるようです。 花冠は約1cm。もうちょっとよく開…
道端に見かけるキク科の花。ヒメジョオンに花(頭花)はそっくりです。 こちらはヒメジョオン。 花序の枝につく小葉がヒメジョオンの方が大きく、目立つようでした。 ヘラバヒメジョオンに戻ります。 筒状花が中心まで咲き進んできているもので、頭花の径は…
林内などで見かけるツユクサ科の花。あまり日の当たらない場所ですが、わずかながら時折さす木漏れ日を浴びて純白の花が綺麗です。 花は小さく、1cmほど。 萼片は3枚。花柄は紫色を帯びています。 (2016年6月上旬) 花後は葉に隠れるようにくるり…
海岸方面の草地などで見かけるナデシコ科の花で、シロバナマンテマの変種にあたります。 花弁に濃い色の赤い斑があるのが特徴です。花弁自体もシロバナマンテマより幅があると思います。 花径は1cmくらい。 萼に生える長毛と腺毛。 腺毛は花柄や苞葉、花…
林の縁で見かけたウルシ科の落葉小高木。 花序には無数の小さな花が咲いています。 雌雄異株で写真は雄花。 花弁は黄緑色で反り返り、5本の雄しべが突き出ています。萼片は花弁よりやや緑色。 まだ花粉のある葯。 花序の軸や小花柄に毛が生えています。 葉…
海岸方面の日当たりのいい土手に見かけるドクウツギ科の落葉低木。 あからさまに「ドク」と付いていますが、ウツギに似て有毒ということから付いた名前のようです。 弓なりにしなった枝に花序を下げています。 雌雄同株で、上部に雌花花序、下部の方に雄花花…