ヒメジョオン Erigeron annuus
道端で見かけるキク科の花。
花色(舌状花)は白色でやや青紫色を帯びるものもあります。
蕾の様子。
頭花は筒状花が中心まで咲き進んでいるもので2.0~2.5の間といった感じ。
これまで気にしていませんでしたが、今回見た様子では舌状花がやや下に反り返るようなものが多いようでした。
ヒメジョオンは茎葉の色が黄緑色といった感じで全体に淡いですが、それに比べるとヘラバヒメジョオンは濃い緑色をしています。
単体だと色合いの差が掴みづらいですが、一緒に生えていると分かりやすいです。
先ほども書きましたが、ヒメジョオンの方がヘラバヒメジョオンに比べて舌状花が反っていました。あくまで今回の様子の話であってヒメジョオンの舌状花の花弁がピンとしないわけではないので、タイミング的なものもあるかと思います。
同じく、左の青紫色を帯びたものがヒメジョオンで、右の白い花がヘラバヒメジョオン。
花の大きさが違ってみえますが、ヘラバヒメジョオンの方は筒状花が中心まで咲ききっていないので、その差もあるかと思います。いずれにしても微妙な差なので個体差まで考えればほぼ同じくらいかと。
(追記: このときは差をあまり感じませんでしたが、6月中旬になり花も揃ってきてあらためて見ると、やっぱりヒメジョオンの頭花のほうが大きいように思いました。)
中間くらいの葉です。縁に明らかに鋸歯があります。ハルジオンと違い、基部は茎を抱きません。
下部の方の葉は、柄があり広めの葉をしています。
根生葉は基本的に花期にはありません。
写真の根生葉は、花を咲かせている茎とは別に出ていたものです。(株としては同じものと思いますが。)
茎の中間くらいの様子。開出する毛が散生しています。
下部の方でも同じように開出毛が生えていますが、量が多いです。
下部の茎の毛は下向きの毛が密生していました。
(6月中旬)ヒメジョオン。下部の茎。
(6月中旬)ヘラバヒメジョオン、下部の茎。
ヘラバヒメジョオンの記事にも1枚の画像にして載せましたがが、あらためてみると、毛の長さや縮れた感じには差があるものの、毛の向きについては微妙なこともある感じ。わざわざ茎下部の毛で見分ける必要もないですが、こんな感じということで新たに撮ったのも載せて置くことにします。
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