トベラ Pittosporum tobira
海岸に生える常緑低木の花。生垣などでもよく見かける樹木です。
花径は2cmほど。
雌雄異株でこの写真は雄花。5本の雄しべは葯が大きく発達していますが、雌しべはあるものの退化していて不稔です。
こちらは雌花。
中心の雌しべは子房も目立ち発達していますが、逆に雄しべが発達していません。
花は咲き始めは白色ですが、後半は黄色になります。
葉は革質で光沢があり、縁は下側(裏側)に巻いています。
両面とも無毛。
若い枝には毛がある。若い葉を撮ってませんでしたが、若い葉にも毛があるようです。
幹の様子。滑らかな感じの樹皮。
(2015年11月上旬)
果実が裂開すると、中から粘液のある赤い種子が出てきます。
種子はけっこうよく発芽し、生育も早いです。今回の写真の1枚目は海岸の崖に生えていたものですが、場所的に詳細は撮りづらいので他の写真は種から育てた家の植木で撮りました。