ヤマブキ Kerria japonica
林などに生えるバラ科落葉低木で、庭木や公園樹などでも見られる花。
八重咲きになったヤエヤマブキ(f. plena)もよく見かけます。
花は5弁の整った形。
多数の雄しべがあります。
雌しべは5本(~8本?)あるそうですが、適当に撮れば写るだろうと思いきや、考えがあまかったようで写ったものがありませんでした(苦笑)
萼片は5枚。光で雄しべが透けて見えるほど薄いようです。
花径は4.5cmくらい。
もう少し小振りのものもよく見かけます。
当年枝の先に花が一つ付く。
葉の質感は薄く、基部は写真のものではほぼ切形。
葉柄基部には線形の托葉がある。
葉縁は重鋸歯。
細い幹が何本も出て株立ちになっています。
(追加画像)
(4月中旬、2枚追加)花弁が散った花後の様子。
雄しべはヨレヨレになったり散ったりしているようですが、雌しべの花柱は残っていました。(雄しべの花糸より太いもの)
てっきり雄しべよりずっと短いのかと思っていたのですが、そうでもなかったようです。開花中は単に雄しべが多すぎて分かりにくかっただけだったようです。
内部に子房が5つほどあり、それぞれから花柱が出ているようです。
(追加画像)
(5月中旬、2枚追加)
子房が膨らんで若い果実になってきていました。
雄しべの花糸も雌しべの花柱も枯れながらもまだ残っています。
(9月上旬)
熟した果実の様子。