ユキヤナギ Spiraea thunbergii
公園や庭などによく植えられているバラ科の落葉低木。
枝垂れた枝にびっしりと咲かせる小さな白い花はまさしく雪のよう。
周囲には香りも漂います。
写真はありませんが、初冬の頃の紅葉も美しい植物です。
似た花でよく植えられているものには同属のコデマリがあります、花は晩春~初夏に咲き、花序が半球形になります。
花弁は5枚。雄しべは多数あり、写真では一部はまだ立たずに順番待ちで内側に巻いているようです。
また、輪のようになった橙黄色をした腺体の内側には雌しべも5つ見えます。
花径は1cmくらい。
8mmくらいかなと思っていたので意外な大きさでした。
萼片は5枚。縁を含め全体に毛が散生しているようです。
蕾のときはややピンクがかっているものが多い。
前年枝の節から総苞が開き散形花序にだいたい5つくらいの花を咲かせているようです。
花柄は無毛に見えますが、前年枝は有毛のようです。
(2018年5月上旬、以下2枚)
果実の様子。袋果が5つでき、左の二つは縫い目が開いています。
こちらは、ほとんどの果実が開いている様子。
一部、種子がまだ落ちずに残っているものもあるようです。
ちなみに種子からもよく育つので、あちこちよく生えてくることもあります。
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