Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

ユキヤナギ Spiraea thunbergii

花の写真1

公園や庭などによく植えられているバラ科の落葉低木。

 

花の写真2

花の写真3

枝垂れた枝にびっしりと咲かせる小さな白い花はまさしく雪のよう。

周囲には香りも漂います。

写真はありませんが、初冬の頃の紅葉も美しい植物です。

似た花でよく植えられているものには同属のコデマリがあります、花は晩春~初夏に咲き、花序が半球形になります。

 

花の様子

花弁は5枚。雄しべは多数あり、写真では一部はまだ立たずに順番待ちで内側に巻いているようです。

また、輪のようになった橙黄色をした腺体の内側には雌しべも5つ見えます。

 

花の径

花径は1cmくらい。

8mmくらいかなと思っていたので意外な大きさでした。

 

萼の様子1

萼片は5枚。縁を含め全体に毛が散生しているようです。

 

萼の様子2 蕾時期

蕾のときはややピンクがかっているものが多い。

 

花序 総苞1

花序 総苞2

前年枝の節から総苞が開き散形花序にだいたい5つくらいの花を咲かせているようです。

 

若い枝

花柄は無毛に見えますが、前年枝は有毛のようです。

 

果実の様子

(2018年5月上旬、以下2枚)

果実の様子。袋果が5つでき、左の二つは縫い目が開いています。

 

裂開した果実

こちらは、ほとんどの果実が開いている様子。

一部、種子がまだ落ちずに残っているものもあるようです。

ちなみに種子からもよく育つので、あちこちよく生えてくることもあります。

 

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