Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

ウメ Prunus mume

花の写真

古くから観賞用、食用・薬用に栽培されてきたバラ科の樹木。

実梅、花梅ともに園芸品種は多数で、品種により花色、花弁数、若い枝の色、毛の具合葉の様子などには変化があります。ここに載せているものは一般的な実梅の一種。

 

花の写真2

暦の上で春を迎える2月に、葉に先だって花を咲かます

 

花の様子

花弁は5枚で先は丸い。

 

雄しべの様子

雄しべは花弁より突き出すように長くよく目立つ。

 

雌しべの様子

中央に黄色味を帯びた雌しべの花柱が1本ある。(複数の場合もあるらしい?)

 

萼片の様子1

萼片の様子2

花柄はごく短い。

萼片は5。赤味を帯びています。少々微毛があるように見えます。

 

短枝の様子1

短枝の様子2

花は短枝に咲く。

 

枝の様子1

枝の様子2

若い枝は緑色から後に、赤褐色になる。

 

幹の様子1

幹の様子2

幹などの古い部分は灰~暗褐色となり、不規則にひび割れる。

 

葉の様子

(2018年6月下旬、葉の様子、以下4枚)

形状は主に倒卵形~楕円形で葉先はやや尾状に伸びる。

 

鋸歯の様子

葉縁は細かい鋸歯がある。

この写真でははっきり見えませんが、葉表は有毛。

 

葉裏の様子

葉裏も有毛で、主脈や脈腋付近ではやや長い毛が目立つ。

 

葉柄の様子

葉柄も有毛。上部に溝があり、赤味が強い。

 

若い果実1

(2015年4月下旬、若い果実の様子、以下2枚)

 

若い果実2

若い果実 表面

(2019年5月下旬)

表面には軟毛が多い。

 

熟した果実

(2018年6月下旬)

熟して落下した果実。桃のような香りがします。

自家不和合性があり、1本だけでは結実しにくい。(品種によっては結実するものもあるらしい。)

 

実生の梅の様子2

種子から育てて今年(2020)初めて花を咲かせた梅。

 

実生の梅の様子3

何年かかったか覚えていませんが、7,8年はかかっているかも。

隣りに写っているようにまだ開花していない鉢もあります。