ダイコンソウ Geum japonicum

林内や林縁で咲いていたバラ科の野草。

名前は根生葉の様子から付いたもので、花の様子自体はキジムシロ属のような感じの花。

黄色の５弁花で、雄しべ雌しべは多数。花弁の基部がちょっと赤味を帯びている。

萼片は５つあり強く反り返っている。その間に小さな副萼片があるのが見えます。

まだ咲き始めの花の萼片はあまり反り返っていないようでした。

花径は２ｃｍくらい。

花弁が散って、花柱が伸びていたもの。花柱の先端が捻じれている。

上部の葉。

下の方に付く葉ほど、３裂の度合いが深くなる。

長い柄のある根生葉がある。

この写真が根生葉だったか忘れてしまいましたが、この様子より、もうちょっと側小葉が多くて、合間に小片が多いものもあるのかと思います。それが名前の由来なので。

両面とも軟毛があり、感触は柔らかい。

托葉は切れ込みがあるものなものがありました。

茎には開出した長軟毛が見られました。