フジカンゾウ Desmodium oldhamii
葉の様子が漢方に利用されるカンゾウ(甘草)に似ていることと、花の様子はフジの花のようだということでフジカンゾウと名付けられた花。
林の縁や内部にちらほらと咲いていました。
草丈は5、60cm以上はあったかと思います。
花序も長く、垂れています。
花は蝶形で、薄紅色。大きさは仲間のヌスビトハギよりだいぶ大きく、アレチヌスビトハギよりはちょっとだけ大きいかなといった印象でした。旗弁基部に白い斑がありますが、二つに分かれていないので目玉のようには見えないようです。
一応、花は長さは1cm弱。萼筒は2~3mmくらい。
小花柄は6,7mmといったところ。
萼筒は半透明のような感じで有毛。一応5裂なのでしょうけど、裂け方はかなり浅い。
花序の軸。
花序のやや下の方の茎。
写真では通常の短毛が目立ちますが、全体に茎は触るとかなりべたつきがあったので、 実際には腺毛も多いのかと。
葉は奇数羽状複葉。小葉は5~7枚。
あまり下の方には葉はついていないようです。
頂小葉を測ってみて12cmくらい。
幅は6cmくらいでした。
両面とも軟毛が密というほどでもない程度で見られます。
側小葉に短い柄がありました。
葉柄基部の様子。少し膨らみがあります。
下部には葉がなく、茎が直立しています。
(10月上旬、以下3枚)
果実が出来ていました。
小節果は1~2個でした。
果実の長さは3cmくらい。ヌスビトハギより見た目にも大きい。
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