デンドロビウム(ノビル系)Dendrobium nobile Hybrids
冬~春にかけて花を咲かせるラン科の花。
開花時期はその年の気温によって開花時期が早かったり遅かったりあるようです。
それ以外にも、夏や秋に数輪咲かせていることもあります。
花色や草丈などは園芸品種により様々。
日本にも自生があるセッコク類も同属仲間ですが、セッコクと違いこちらは非耐寒性なので、冬場は室内管理が必要。
花被片は、内花被片3枚(側花弁2、唇弁)、外花被片3枚(背萼片、側萼片2)の計6枚。
雄しべ雌しべは、ラン科特有のずい柱と呼ばれる構造。
花の後ろには距がありますが、短い。
花芽は節ごとに葉の向きとは逆方向に出ている。
状態によっては、比較的、茎の下部の方まで花を付けます。
品種にもよりますが、葉があるバルブ(茎状のもの。偽鱗茎、偽球茎)にも花をつけているようです。(セッコク類では通常、葉が落ちたバルブに花を付ける。)
バルブの長さや太さも品種によりけりで、5、60cm程になるものもあれば、20cm程度のものもある。
ひとつの節につく花数は2輪のものもあれば、3輪のものもある。(2~4輪程度)
葉表は艶がある。形状は長楕円形ですが、幅はやはり品種によって狭いものもあれば広いものもある。
葉先の様子。わずかに左右非対称。
葉の基部の様子。
鉢に張り付いている根の様子。
本来、この白い根で他の木の幹や枝に張り付いて、樹上で育ちます。
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