ケヤマハンノキ Alnus hirsuta var. hirsuta
カバノキ科ハンノキ属の落葉高木。
山地に自生するようですが、写真のものは公園の植栽。
蕾状態の雄花花序は赤味が強く、意外と目立つ。
開花状態の雄花花序。
見た目に長めのものを測って、11cmほどありました。風媒花。
雄花の様子。ひとつ一つの小花の様子を把握するのは拡大しても密集していて難しい。
雌花花序はずっと小さく、雄花花序の位置より下についている。
雄花花序、雌花花序ともに柄がある。
前年枝に毛が残っている。
葉や若い枝などに毛がないものは変種( var. sibirica )としてヤマハンノキと呼ばれることもあるようですが、実際には毛の量には変異があり、線引きが難しい模様。 たいてい毛の有無だけの違いは他の植物でも区別されなくなっていることが多いと思うので、あまり気にしてません。
葉の様子は、ハンノキと違い丸みを感じる広卵形で欠刻状の重鋸歯という特徴がありますが、 形状などは落ち葉で確認したものの、時期になったらあらためて撮りたいと思います。
樹皮は細かい横皺と皮目があり、ハンノキのような目立つ縦割れがない。
前年分の果穂。
6個くらい固まっていることが多く、ハンノキと比較すると果穂の数が多いようです。
この樹の前年の果穂は2.5cmほどでしたが、他の樹では1.5cmほどと小さいものもあった。
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