Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

ミセバヤ Hylotelephium sieboldii

2015年の花の写真

(2015年10月下旬の花)

古くから鉢植えなどで栽培されてきたベンケイソウ科の多肉植物

斑入りなどの園芸品種もいくつかあります。

 

花の写真 全体像 2019

花の写真 全体像  2019

茎は下垂し、10月下旬~11月にかけて茎頂に花を咲かせます。

もっと優雅に茎が伸びて欲しいところですが(30cmほどにもなるらしい。)、これまで長いこと育てているものの、残念ながらそういった姿になってくれたことがありません。なにか伸ばすコツがあるのだろうか。

 

春の芽出しの様子1

(2017年3月上旬、以下2枚)

 

春の芽出しの様子2

花後に散上部は枯れますが、耐寒性があり、春にはまた芽吹く。

 

蕾の様子

(2015年9月上旬)

蕾の様子。

 

花の様子1

花の様子2

花弁は紅紫色で5枚(時折4枚のものも見られる)、雄しべは10本、雌しべは5つ。

写真内にもみられますが、花弁4枚のものは雄しべ8、雌しべ4。

 

花の大きさ

小花の径は9mmくらい。

 

萼の様子1

萼の様子2

萼は裂片は三角状の卵形で、5つ。

 

花序の様子

花序は散房状で花数が疎らな場合もありますが、多くなると半球形や球形になります。

小花柄などの基部には多肉質の小苞がつく。

 

葉の様子1

葉の様子2

葉は多肉質。花序のすぐ下と地際のものを除いて3輪生。

 

葉の様子3

葉は、円状扇形で先が丸い。縁には歯牙状の目立たない鋸歯がある。

葉色は粉白を帯びた緑白色。生育状態や寒風によって紅葉しやすい。

変種には富山で見られるエッチュウミセバヤ ( var. ettyuense )があり(変種でなく種として H. ettyuense とされることもある)、そちらは葉が対生することが多く、卵円形。

 

葉の幅

葉の幅は大きめのものを測り1.8cmくらいでした。

 

茎の様子

茎など全体に無毛。

 

地際の様子

茎は根茎から叢生します。