ミチタネツケバナ Cardamine hirsuta
道端などで普通に見られるタネツケバナ属の花。似た花で湿り気を好むタネツケバナと違い、乾燥気味の場所でも強く、そんなことから「ミチ」と付いたのだろうと思います。
一般的に雄しべはタネツケバナ6に対してミチタネツケバナでは4つ。
花も全体像もタネツケバナより若干小さめ。
一番の特徴は、果実(長角果)が直立気味につく点。先端は花の位置よりも普通高くなります。
花が終わる頃になると、その紫を帯びた長角果だらけになって道端の草地などでもよく目立ちます。
まだ今がピークのように花をつけているものが多いですが、写真のものは一足早く花が終わりかけていたもの。
また花期に根生葉がロゼット状に残っているのも特徴の一つのようです。
細かな点ではタネツケバナと違い、ミチタネツケバナは葉柄部にだけ少々毛が生えていて、茎自体は無毛です。
花より果実が目立ってしまってタネツケバナのように綺麗な感じになりまっせんが、どうしてそんなに花でなく果実をアピールしているのやら(笑)草丈が低い分なるべく遠くに種子を散布したいからかな。
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