フキ(フキノトウ) Petasites japonicus
フキノトウが顔を出していました。フキノトウというのはフキの花のことで山菜としても有名ですが、この時期にはあの特徴的なフキの葉はみられません。ここから生えてくるわけではなく、地下茎で繋がっていてそこから出てきます。
花冠の先が5裂した小さな花の集まりです。
また、雌雄異株でこの写真の花は雄株の花。
見た目が両性花のような様子をしていますが、中心の雌しべは機能してないのだそう。
こちらは雌株の花の様子。
やはり小さな花の集まりで糸状にたくさん飛び出ているのが雌花の雌しべ。内側には雄株のものと同じように両性花の様子をした小花がいくつかありますが(この写真ではよく見えませんが)、こちらは逆に雄しべが花粉を出さないそうです。雌花が蜜を持たないために蜜を出すのが役割だとか。
なんとも複雑な仕組みです。
よくみるとあちこち咲いてます。葉出ている季節に場所を覚えておけば探しやすいです。
花そのものは綺麗とかいうものでもないですが、存在は早春の感じを漂わせています。
(追加画像)
(7月中旬、以下追加)
すっかりフキのことなど忘れていました(笑)
花を撮った場所ではありませんが、ふと思い出して葉の様子を撮りました。
縁には鋸歯があります。葉の表面には毛が疎らに見えます。もう少しすると無毛になるようです。
基部は心形。
まだ小さいサイズの若い葉の表面は毛が多い。
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