アマチャヅル Gynostemma pentaphyllum
林縁に見かけるウリ科のつる植物の花。
葉腋から長い花序をぶら下げています。
雌雄異株で写真は雄花。
花冠は5裂して先が尾状に伸びている面白い形。半透明のような質感で粒状の突起のようなものもついていてなんとも不思議な雰囲気の花。
中心には雄しべが5つ見えます。
正面からも先端がちょっと見えてましたが、後ろから見ると5裂した萼があります。
花序の軸には開出毛があります。
花径は6mm前後。
葉は鳥足状複葉で見かけはヤブガラシとそっくりです。(ヤブガラシはブドウ科)
こちらは小葉が3枚のもの。小葉の数は3~7とのこと。
葉表に毛がある点はヤブガラシと違う点です。
葉色などもヤブガラシは時に赤味を帯びたような濃い緑色です。
葉裏は葉脈上に毛が散生しているようです。
葉腋からつるが出て絡みつきます。写真は自身に絡んでいますが(笑)
この時期は大きな植物に負けじと頑張るつる性の植物が多い。
(2007年11月上旬)
だいぶ古い写真で微妙にくっきり撮れてませんが、果実の様子。
果実は黒緑色に熟すということで完熟前かもと思います。先端の方に筋が入っています。
今回、周辺に生えていたいくつかをチェックしたもののいずれも雄株でしたが、またそのうち雌株(雌花)も見かけたら撮りたいと思います。