Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

アレチウリ Sicyos angulatus

花の写真、雄花

河原などで見かけるウリ科の花。雌雄同株で雄花花序と雌花花序に分かれ、写真のものは雄花花序の雄花。

 

蕾の写真

同じく雄花の蕾。なんかの生き物っぽい(笑)

 

葉の様子

葉は大きく、いかにもウリ科という感じの形をしています。

 

芸術的な巻きひげ。

 

茎の様子

茎などにも長い毛が多いです。

 

果実の様子

果実には毛だけでなくトゲがあるので、うっかり触ると痛いです。

 

そんなアレチウリですが、例によって特定外来なんたらとか言われ、一方的に悪者扱いされている植物の一つ。

どこもかしこも掘り返し、あらたな土砂を持ち込み固めてアスファルト、砕石に芝生、わずかに残された草地には除草剤。

山は切り崩し、海は埋め立て、たくさんの動植物が暮らす河岸はコンクリで覆ってしまう。

これまでも、これからも・・・人間の手によって居場所を失い、滅ぼされた、滅ぼされていく動植物の方が圧倒的に多いことだろうと思います。

なんだかひと昔前は人間による環境破壊が問題とされてきたのに、最近は妙に責任転嫁されている気がします。

ほんとに申し訳ないことです。

 

(追加画像)

花の写真、雌花1

花の写真、雌花2

雌花花序は球状になって咲く。

 

雌花の花径

雌花は花径6mmくらいで雄花より小さい。

 

雄花の花径

雄花も一応計って、1.5cm弱といったところでした。