オクラ Abelmoschus esculentus
野菜として栽培されるオクラの花。
オクラという名前は英名( okra ) からきているそうです。
葉腋に花を単生します。一日花(午前中)。
花弁は淡い黄色で5枚あり、基部寄りで暗紫色。
花径は6~7cmほど。平開はしない。
アオイ科によく見られるように雄しべの花糸が筒状になっています。
雌しべの柱頭は5つあり、花の中心部分と同じ色。
萼は萼片5枚が合着し1枚となり、片側にめくれています。内外ともに有毛。
萼の基部には線形の副萼片があります。
花柄はがっしりと太い。ごく疎らに毛がある。
蕾の様子。開花期より花柄がまだ短い
茎頂には多数の若い葉と蕾が待機していて、茎を伸ばしつつ、葉を展開し花を咲かせていく。
葉は掌状に咲け、裂片(主に頂裂片)はさらにもう一度裂ける。
成葉は30cmくらいにもなり、葉柄も同じくらい長い。
葉の基部や、側脈の分岐部分に赤味を帯びる。
両面とも目立たないですが有毛。
鋸歯の様子。
葉柄の上面には開出毛が並んでいる。それ以外はごく疎ら。
葉柄基部に線形の托葉がある。
茎はごく疎らに開出毛がある。
どんぐりのような様子のかなり若い果実。
数日後の若い果実。表面には毛が密生。
4~5日ほどで収穫サイズになる。