ヒメキンセンカ(フユシラズ) Calendula arvensis
園芸栽培されるほか、道端や空き地などでも見かけるキク科の花。
頭花は、ややオレンジ色を帯びた黄色の舌状花と、中心に黄色の筒状花で出来ています。
舌状花は雌性花で、筒状花は両性花とされますが、ネットでいろいろ調べていると結実するのは舌状花だけという興味深い話も見つかりました。ということは筒状花は両性花でなく、実は雄性花ということになるのかも?何気なくその辺に咲いている花にもよく分からない不思議が隠れているのは面白いと思いました。
総苞片には腺毛が生えています。
頭花の径は2cmくらいでした。
葉は広線形~披針形といった感じで、葉柄はありません。葉の縁には目立たない鋸歯が少しあります。
茎には白い軟毛のほか、くも毛があります。
へら状の根生葉がありました。
別名フユシラズ(冬知らず)とも呼ばれるように真冬でも花が見られるといわれたりしますが、身近ではその名に反して花を見かけるのは晩秋~初冬と春~初夏といったところで、真冬の間は見かけません。きっとそれなりに冬でも暖かい地域なら見られるということなんだろうな~と思います。