アサザ Nymphoides peltata
池や沼などに育つミツガシワ科の植物の花で、写真は公園の池のもの。
睡蓮の葉を小さくしたような葉を水面に浮かべ、ところどころ黄色の花を咲かせています。
花冠は5深裂し、裂片は両サイドの薄く見える部分と中心の部分とで分かれて見えますが、これは同属の仲間に見られるように花冠縁の長毛が合着した状態なんでしょうか。逆にいえば毛状になり得る状態ともいえますが、なんだか面白い様子をしています。
花冠裂片基部付近の縁には黄色の長毛が少しあるようです。
雄しべは5つあり、雌しべ柱頭が黄色で2つに分かれ、縮れた様子をしています。
短花柱花と長花柱花があるそうで、写真は短花柱花。
花径は3~4cm。
萼は深く5裂。水面にギリギリ。
花後のものや蕾が見える花序の様子。
葉の縁はかなり緩く波状の鋸歯があります。
葉の基部は裂片が閉じているものからやや開いていて心形のようなものもある。
平均的に感じたものを測ってみて5cm程度。
花は一日花で、実際に確認したことはありませんが、朝開いて昼過ぎ~夕方くらいにはおわってしまうようです。