Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

シダレヤナギ Salix babylonica

全体的な様子1

街路樹としても見かけますが、河岸など水辺によく植えられているヤナギ科落葉高木。

ヤナギの仲間にはいろいろありますが、「柳」といえばシダレヤナギといったイメージがあります。

 

枝垂れる様子

枝はよく枝垂れます。

 

雄花花序1

遠目には花が咲いているかもわかりませんが、近くで見ると花序が出ています。

雌雄異株でこの写真は雄株の雄花花序。日本では雌株は少ないとされているようです。

葉と花は同時のタイプで、花序にはっきり柄があり、小さい葉が数枚ついていました。

 

雄花花序の様子1

雄花花序の様子2

花はあまり密についておらず、全体に黄色味がかった花序。

一つの花に雄しべは2本。花序の軸に毛が密生。苞葉の基部に毛があるということらしいですが、たしかにその付近の毛が目立つように見えますが、苞葉のそれ以外の部分も無毛ではないように見えます。

また、この2枚の画像では葯が花粉を出してしまった後なので褐色~淡淡褐色になっていますが、

 

咲き始めの花の様子

こちらのまだ咲き始めの花序で見ると葯は黄色です。

 

雄花花序の長さ

雄花花序の長さは2cmくらいでした。

 

初夏の様子

(2018年5月上旬)初夏の様子。

すっかり葉が生い茂っています。

 

比較的若い葉

葉は線状披針形といった様子で細長い。

 

鋸歯や葉表の様子 比較的若い葉

葉縁には細かな低い鋸歯がある。

成葉は無毛らしいですが、この時点ではわずかに毛があるようです。

 

葉の基部 葉表の毛 比較的若い葉

こちらの写真ではもっとよく見える。

 

葉裏 比較的若い葉

葉裏は白っぽい緑色で、密でない程度に全体的に毛が生えていました。

 

托葉 若い枝

托葉は先が尾状に伸びている。(托葉は見当たらない場合もある)

若い枝も托葉も有毛。

 

幹の様子

樹皮は縦割れが目立つ。