庭木としてよく植えられるバラ科の落葉低木。 同じくよく植えられるユキヤナギとは同属で、枝垂れる様子など似ています。 花序が小さな半球形になることが名前の由来。 白色の5弁花で、雄しべは20本ほど、花弁より短く、花粉を出す前の葯は乳白色、花糸の…
ヨーロッパ、西アジアが原産のムラサキ科ワスレナグサ属の花。 園芸植物としては忘れな草として流通してますが、和名でワスレナグサは M. scorpioides のことを指します。 こちらの M. sylvatica は、英名では wood forget-me-not または woodland forget-me…
庭や花壇に植えられるキジカクシ科の花。 和名はオオツルボですが、学名からシラー ペルビアナと呼ばることの方が一般と思います。 散房花序に多数の鮮やかな青紫色の花を咲かせます。 咲き始めの様子。 雄しべの花糸は下半分が幅広く、花被片よりやや青味が…
(2010年5月上旬) 庭で栽培されるキク科の花で、ミヤマヨメナの栽培種。 (2010年5月上旬) ミヤマヨメナは通常、淡い紫色を帯びた舌状花の色をしていますが、ミヤコワスレではより鮮やかな紫色や桃色、或いは次の写真のような白花などがあります…
庭で栽培される小さなキク科の花。 草丈は環境によるかもしれませんが20cm程度で、こんもりとした形になり、宿根性で耐寒性もあるので放っておいても地下茎でよく増えます。 和名はペラペラヨメナといいますが、園芸的には花が紅白になることからゲンペ…
街路樹や公園樹として植えられるモクレン科の落葉高木。 5月ごろ枝先にチューリップのような花を咲かせます。 もっとよく見たかったのですが、残念ながら花が高い位置にあったので、これが限界の写真。 花被片基部にあるオレンジ色の斑が黄緑色によく映えま…
庭木として植えられるツツジ科半常緑低木。 モチツツジとキシツツジとの交雑種といわれますが、キシツツジの変異の1形という見方もあるそうです。そういわれてみるとモチツツジだからこその要素が特に見当たらないような気もします。 樹高はあまり高くなら…
庭木や、沿道街路樹としてよく植栽されているツツジ科半常緑低木。キリシマ・クルメツツジ系より大きな花を咲かせます。 (※初回投稿時、ヒラドツツジの園芸品種の一つ 'Oomurasaki' の特徴について気になったので、いろいろと書きましたが、ここではヒラド…
庭などに植えられるアジサイ科の落葉小低木。 花が咲き始めるのはウツギ(D. crenata)より3,4週間ほど早いです。 昨年は4月中には同じくらい花が咲いていたと思うので、今年は少し遅めのようです。 測り方が大まかですが、円錐状の花序は長さ7,8cm…
庭や公園、沿道などに植えられる半常緑低木~小低木。 園芸的にはキリシマツツジ系(江戸霧島系)やクルメツツジ系といったように系統分けされていますが、どちらも学名は R. x obtusum となります。 同じくよく栽培されているヒラドツツジ系より少し早く咲…
よく庭や公園の下草などとして栽培されるキジカクシ科の花。 地下茎でよく増え群生します。草丈は写真のもので20cmほど。 スズラン( var. keiskei )の基変種という分類。 花茎~花序の柄は湾曲し、大きいもので径8mmくらいの白い壺形の花を垂れ下げ…
庭などで栽培されるキジカクシ科の花。写真は自宅庭のもの。 (後日追記訂正: 記憶を辿ると、Hyacinthoides hispanica 'Excelsior' という園芸品種だったように思います。画像検索してみてもほぼ様子が一致するし、国内でも販売があるようで、パッケージに…
ムクロジ科の落葉高木。 カエデ属ですが、葉が3出複葉になるので一般的なイメージのカエデとはちょっと違った雰囲気。 葉の様子でいうとカエデ属ではメグスリノキやトネリコバノカエデ(ネグンドカエデ)などとは似た感じがあります。 山地の谷あいに自生す…
ブナ科コナラ属の常緑小高木で、どんぐりを付ける樹木の一つ。 自生は暖かい地方の海岸(神奈川県以南)だそうですが、公園などに植えられるほか、生垣などにも利用されます。 植栽の場合刈り込みや強剪定されることもあるので、春に花を咲かせていても果実…
庭木や公園樹としてみかけるモクセイ科の常緑低木。 一般的にジャスミンと呼ばれる花たちと同属の仲間ですが、特に香りはありません。 海外wikiによれば、花は通常栽培されているものは二重咲きですが、一重咲きのものもあるようです。 花冠の中心には橙色の…
食用に栽培される白菜の花です。 草丈は1mを越え、アブラナ属ということで花の様子もいわゆる「菜の花」です。 葉が多くたくさん枝が出るので、1株で花数(花序数)がかなり多い印象。 花弁は4枚で、雄しべは6本で内2本が短い。 花の大きさは長い辺を…
ムクロジ科の落葉高木。太平洋側の山地に自生するほか、庭木や公園樹として植えられます。 葉の展開とともに花序を垂れ下げます。 イロハモミジからだいぶ遅れて花が咲き始めました。 同一花序に雄花と両性花が咲きますが、雄花はまだこれからで、両性花が先…
モクレン科落葉低木。よく庭木として栽培されます。単にモクレンとも呼ばれます。 花はあまり開かない独特の様子。 外側は紫色(赤紫色)で内側はそれよりやや薄い色をしています。 似た花では、シモクレンの変種(var. gracilis) あるいは園芸品種('Graci…
ムクロジ科の落葉高木。 遠目にも先に載せたハウチワカエデより葉の切れ込みが目立ちます。 ハウチワカエデより葉が小さいということで「コ」が付くらしいですが、そこまで大きな差はないように見えました。 花序内には通常、雄花と両性花が混在しますが、写…
ムクロジ科カエデ属の落葉高木。 カエデの仲間では比較的よく目立つ花をしています。 同一花序内に雄花と両性花をつけます。 このとき花期はすでに後半になっていて、雄花はこれからですが両性花に関しては写真のように花柱は萎れてしまっていました。(少し…
キョウチクトウ科のつる植物。 絡むのではなく這い広がり、地下茎でもよく増え、鉢植えやグランドカバーとして植えられます。 ツルニチニチソウよりは花も葉もだいぶ小型ですが、花色や咲き方どにバリエーションがあります。 こちらは八重の花。 一重の花。 …
フウ科の落葉高木。円錐状の綺麗な樹形になり紅葉も綺麗な樹木で、公園や街路樹としてよく植えられています。 葉の展開とともに花序が出ます。 雌雄異花同株。どちらの花序も同じ位置から出ますが、雄花花序は葉の上に、雌花花序は垂れ下がっています。 雌花…
庭木、或いは鉢植えなどで栽培されるツツジ科の常緑低木。 一般的にツツジ属の中で枝先に半球形の花序に多数の花をつけるものをシャクナゲと呼んでいますが、その中でセイヨウシャクナゲは、欧米で改良された園芸種の系統で、国内でも多数の園芸品種が作られ…
若葉が紅色を帯びるオオモミジの園芸品種。 このあとは、だんだん暗紅色になり真夏には暗緑色になるのですが、同じオオモミジの園芸品種に'Shojo nomura'(猩々野村)というものもあるそうで、そちらは夏でも葉は紅色を保つらしいです。イロハモミジの園芸品…
食用として栽培される大根の花。 野生化しているものも時にあるようですが、写真のものは畑回りに種子が飛んで育ったもの。 実際に測っていませんが、草丈としては1m以上はあると思います。 同じ株内でも花弁の縁が紅紫色のものと白色のものが見られました…
庭などに植えられる常緑のつる性植物の花。 なにかに絡んで伸びるタイプではなく広がるタイプで、グランドカバーなどに用いられます。地下茎でよく増えます。 葉が斑入りのものもあり、葉が茂る夏場などはこちらの方が印象が重たくならず、よく植えられてい…
公園や庭などに植えられるハナシノブ科の花。 花には芳香があり、マット状によく広がります。 花冠裂片の先に切れ込みがあり、そのあたりが桜と付く由来。 花冠には長い筒部があり、裂片は平開。 萼裂片は細く開出毛がある。花柄も有毛。 雄しべは花冠より出…
庭などで栽培されるシソ科の花。属名からアジュガと呼ばれることもあります。 走出枝を出し増えます。 花はシソ科によくある唇形ですが、上唇はとても小さく、雄しべ雌しべがよく見えます。 雄しべは僅かに長短があり計4本。 長い雄しべは花糸の外側が青味…
モチノキ科常緑高木。 自生もありますが、家、お金、子などを「持つ」というゴロ合わせで縁起の良い樹とされ、よく庭木として植えられています。 名前の由来は自体は、樹皮から「とりもち(鳥黐)」を作っていたことから。 性転換することもあるそうですが、…
地下茎でよく増えグランドカバーとして植えられる植物で、見た目は草本のようですが、ツゲ科の常緑小低木。 (2017年4月中旬、以下4枚) 茎頂に5cmくらいの穂状花序を出し、上~中部に雄花を、下部に雌花を咲かせます。 雄花は雄しべ4本と萼だけの…