スノーフレーク Leucojum aestivum
庭や花壇などでよく栽培されているヒガンバナ科の花。
別名には葉などが水仙に似て、花は鈴蘭を連想させることからスズランズイセンという名や、別属の花になりますがスノードロップ(G. nivalis)の別名がマツユキソウであることから、それより大型のものということでオオマツユキソウと呼ばれることもあるそうです。
花被片は6枚。その先端の内側外側ともに黄緑色の斑点が入ります。
花の多くは花被片が鍾状に開き下向きに咲きますが、ときどき上や横を向き平開する花が見られます。
縦長の葯を持つ雄しべが6本。
雌しべは花柱がやや棍棒状で、先端は花被片の斑紋と同じ黄緑色をしています。
花序は散形花序で苞葉が覆い被さっています。花序の花数は、待機している蕾を含めると5つくらいが多いようでした。
蕾を包む苞葉の様子。
花茎の様子。
葉の様子。花茎や葉ともにスイセン類に似ています。
表面に白粉を帯びていました。
葉先は鈍頭。
(5月上旬)
花後の若い果実の様子。
(5月下旬、その後、2枚追加)
結実していなかったようです。
まだ少し膨らんでいるものも、中身があるようには思えず、このあと萎れていくと思われます。