キク科
海岸や河口付近に見かけるキク科の植物。これが花なのですが、上部に雄花(雄頭花)、そのすぐ下に雌花(雌頭花)が咲きます。下の方の葉腋は雌花だけというのもあるようです。花としては目立ちません。 雄頭花は筒状花の集まり。葯は分かれていますが花糸は…
道端の草地に咲くアザミのひとつで、花期は秋(8月~)。 名前が似てややこしいノアザミは5月~7月くらいが主な花期です。とはいえ、例外もあるようなので、 そんなときの一番簡単な見分けポイントは、ノハラアザミの特徴は総苞片が斜上するように開いて…
道端の草地などに育つ大型のアザミ属の花。写真のもので150cm程度ありますが、高いものは2mを超えます。 多数出る花序の枝は分岐して沢山の花を下向きに咲かせます。今年はまだ咲き始めたところ。(この一枚は昨年(2015)の写真。) 今年の咲き…
比較的新しく開発されたような場所でたまに見られるキク科の花。 属はちがいますがベニバナボロギクとは、どことなく似ています。 花の違いでいうと色はもちろんですが、ベニバナボロギクは下向きに咲きダンドボロギクは上向きに咲きます。 葉はベニバナボロ…
明るい林の草地に咲く花。花といっても写真のように秋の花は閉鎖花で開かない花です。気の早いものは伸び始めているようです。 名前の由来はその秋の閉鎖花の様子を槍にたとえたもの。 伸び始めた秋の閉鎖花。 一本槍状態の写真ばかりです(笑)もっとたくさ…
林内や林の縁に咲くガンクビソウ属(Carpesium)の花。 水平(一部、斜上もある)に伸びた枝の葉腋ごとに花(頭花)を付けます。 下向きが多いですが、一部は横や上を向いている花もある。 枝の葉腋からは花(花柄)だけでなく、さらに短い側枝も出ています…
最近、補修工事された池の畔に咲いていた花。初めて見ることができました。 草丈は1mちょっとという感じ。総苞の部分が大きくて花との間にくびれがある面白い形。 茎には翼があります。 葉は羽状に切れ込みトゲがあり、いかにもアザミの仲間という感じのす…
河原などによく見られるキク科の花、長く伸びた総状花序がよく目立ちます。 草丈は2mを超えるものも多く、他にも背の高い草たちが多い秋にあってもかなり大きいです。 そんな大きな株ではさすがに高すぎて花が撮れないので、一枚目の写真はこういう株で撮…
明るい林内などで咲くキク科の花。似た花もいくつかありますが、葉の様子が特徴的で分かりやすいです。 ただ、そうした見た目の問題ではなく、名前が似ているヤマシロギクという花とは「どっちがどっちの名前だっけ?」と混乱しがちです(笑) 総苞は下の方…
名前の通り湿り気のある所で見かける花です。草丈は低めで7~80cm程度で似た花のオオヒヨドリバナよりは小さめ。葉もほっそりしていて、花色は淡紫色が多いようです。 (追記: この最初に載せているタイプは後から思うとあまり典型的ではないかも。) …
道端の草地に咲くキク科の花で、大きいものは人の背丈ほどにもなります。 花色が見る人によっては地味と見るかもしれませんが、優しい色合いが初秋の季節にとてもマッチして、絶妙な花色に思います。 一見すると筒状花が中心にあるのかなって思いますが、舌…
道端に咲くヒマワリの花が小さくなったような花。健康食品としても注目されることが多いようです。 ヒマワリとは仲間で同じヒマワリ属(Helianthus(ヘリアンサス))。 総苞片はほっそりしています。 葉の付きかたは下部~中間までは対生ですが、花芽がつく…
ホウキギク Symphyotrichum subulatum var. subulatum ヒロハホウキギク Symphyotrichum subulatum var. sandwicensis ホウキギク 道端や砕石などで整地されたようなところで見かける花。 ヒロハホウキギク ホウキギクと同じようなところに咲き、混生してい…
いきなりですが、雌花しかない雌株がありました。ブタクサは雌雄同株とされているので珍しいのかも。 もちろん本来の位置にも雌花です。 このように花序が長く伸びていますが、雌花だけついています。一株だけではなく複数こうした株がありました。 他では見…
タカサブロウ Eclipta thermalis アメリカタカサブロウ Eclipta alba タカサブロウ 畦道など湿り気がある程度あるところで咲いているのを見かけるキク科の花。 アメリカタカサブロウ 同じように畦道などによく見かけます。(追記:少々乾いたところでもとい…
林内や林の縁などに見られるキク科の花。 先日のコヤブタバコなどの仲間で、同じく舌状花がない花ですが、こちらは花色の印象としては黄色の花。 一応総苞片の様子。 葉はこのような幅の広いものから、もう少し細めのものまであります。 長く伸びた枝先に花…
林の中などで俯き咲く花。多数の苞葉が印象的。 舌状花(いわゆる花びら)が無く、白いのは総苞内片なのですが、もし花弁状に大きく発達したら、かなり綺麗な気がします。なくてもなんだか可愛らしいんですが。 葉は軟毛が生えていて、ふわふわと柔らかい質…
道端に所々で見られる、草丈30~80cm程度のキク科の花。 舌状花はなく筒状花の集まりで、その筒状花の先端をよく見るとほんのり紅色。 花は下向きに咲きます。 先の方だけ色づいた細い総苞外片。 横向きに咲いていた花。2裂した柱頭が多数出ています…
アレチノギク Conyza bonariensis 5月から咲き始める道端に咲く花で、どこでも見かけそうで意外と家のある農業地帯では少なく、街中やアスファルトの道沿いに見かけることが多いシティー派?な植物です。 オオアレチノギク Conyza sumatrensis 一方オオアレ…
(2016~2019の観察記事を踏まえまとめ直しました。それぞれの記事は下げました。) 畦道などの道端に咲く花で、ヨメナの変種。 名前にカントウと付くように分布は東日本とされます。対してヨメナは、西日本に分布するとされますが、身近でヨメナが…
道端で見かけるキク科の花。 (2017年10月上旬のものに写真を置き換えました。) (2016年7月下旬) 早いものでは7月下旬ころには見かけるようになります。(夏頃に草刈りにあうような場所ではもっと後になります。) 舌状花の花色は通常は白色…
林や林の縁などで見かける花で、小さな花を散房状に咲かせまます。 倒れているようなものも多いですが草丈は人の背丈ほどからもっと大きいものまであります。 頭花はさらに小さな花の集まり。 筒状花がだいたい5個くらいずつ纏まって咲きます。 一般的には…
人為的に整地されたような道端や空き地によく見られる花です。 似た姿をしたものにオオアレチノギクがありますが、こちらは小さいながらも舌状花がありデジカメなどであらためてよく見てみると可愛らしい花です。 草丈は数十センチのものもありますが1mを…
暑い夏の盛りに道路縁などで見かけるキク科の花。 頭花は8枚の舌状花と中心の多数の筒状花から出来ていて、はじめはこの写真のように雄しべが見えているようです。 どのくらいで切り替わっているのかわかりませんが、途中からこちらの写真のように2裂した…
林の中などやや陰った場所に咲く花。派手さはありませんが独特な雰囲気があります。 舌状花はなくこうして下向きに咲くので人にはあまり相手にされませんが、きっと必要とする昆虫などにはいい感じなのでしょう。 草姿はとてもシンプルです。根生葉が花期に…
道場に普通にみられる小さな花で、可愛そうな名前の花でもよく知られています。 似た花コゴメギクとは冠毛の先が尖ることで見分けることが出来ます。(コゴメギクは房状に裂ける。) 咲きだしたばかりの季節ならともかく、たいていは綿毛状態のものがあると…
道端の草地に咲くアザミの仲間。アザミは種類が多いですが、初夏に咲くのはこのノアザミ。名前もややこしいノハラアザミは秋に咲きます。 頭花は先が5裂した筒状花の集まり。その筒状花から飛び出して花粉を付けているのが雄しべ(集葯雄蕊)。外の方の咲き…