サジガンクビソウ Carpesium glossophyllum
林の中などやや陰った場所に咲く花。派手さはありませんが独特な雰囲気があります。
舌状花はなくこうして下向きに咲くので人にはあまり相手にされませんが、きっと必要とする昆虫などにはいい感じなのでしょう。
草姿はとてもシンプルです。根生葉が花期にも綺麗に残って地面に広がっています。茎につく葉は小さめで少なく、枝分かれもなく、先の方で花が僅かについているだけ。
葉には軟毛が生えていて、質感は柔らかいです。
こっちの花は大きな苞葉が広がっていい感じ。
ちなみにガンクビソウは漢字では「雁首草」と書くのですが、鳥のことを直接指しているのではなく、喫煙具のキセルの先端の方を「雁首」と呼び、その形に似ていることから付いた名です。(サジは葉の様子から。)
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