Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

シラヤマギク Aster scaber

花の写真1

明るい林内などで咲くキク科の花。似た花もいくつかありますが、葉の様子が特徴的で分かりやすいです。

ただ、そうした見た目の問題ではなく、名前が似ているヤマシロギクという花とは「どっちがどっちの名前だっけ?」と混乱しがちです(笑)

 

総苞の様子

総苞は下の方が少し膨らんでどっしりした感じがあるようです。

雨でしっとりしているので余計分かりづらいですが、総苞片は3列だそうです。

 

上部の葉

上部の葉はあまり特徴的でもない普通の葉ですが、

 

中間の葉

中間の葉になると葉柄の翼が目立つようになり、

 

下部の葉

下部の葉では、もうだいぶ形が変わって心形のようになります。

大きな分かりやすい特徴なので、葉を見れば似た仲間と誤認することはなさそうです。

 

根生葉の様子

花を咲かせているものではない別個体の根生葉。フキの葉とまではいかないですが、かなり丸い葉をしています。

 

花の写真2

舌状花が少ないのも特徴ですが、なんとなくその素朴さがこの花の良さに思います。

花期は今入ったばかりなので今のところあまり花がないですが、これからがシーズンです。

 

(追加画像)

綿毛

果実(痩果)

11月上旬。冠毛のついた果実。葉は紅葉しているものも多い。 

 

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