シラヤマギク Aster scaber
明るい林内などで咲くキク科の花。似た花もいくつかありますが、葉の様子が特徴的で分かりやすいです。
ただ、そうした見た目の問題ではなく、名前が似ているヤマシロギクという花とは「どっちがどっちの名前だっけ?」と混乱しがちです(笑)
総苞は下の方が少し膨らんでどっしりした感じがあるようです。
雨でしっとりしているので余計分かりづらいですが、総苞片は3列だそうです。
上部の葉はあまり特徴的でもない普通の葉ですが、
中間の葉になると葉柄の翼が目立つようになり、
下部の葉では、もうだいぶ形が変わって心形のようになります。
大きな分かりやすい特徴なので、葉を見れば似た仲間と誤認することはなさそうです。
花を咲かせているものではない別個体の根生葉。フキの葉とまではいかないですが、かなり丸い葉をしています。
舌状花が少ないのも特徴ですが、なんとなくその素朴さがこの花の良さに思います。
花期は今入ったばかりなので今のところあまり花がないですが、これからがシーズンです。
(追加画像)
11月上旬。冠毛のついた果実。葉は紅葉しているものも多い。
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