Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

ブタクサ Ambrosia artemisiifolia

ブタクサの雌株、雌花の花序1

いきなりですが、雌花しかない雌株がありました。ブタクサは雌雄同株とされているので珍しいのかも。

 

葉腋の花も雌花

もちろん本来の位置にも雌花です。

 

ブタクサの雌株、雌花の花序2

このように花序が長く伸びていますが、雌花だけついています。一株だけではなく複数こうした株がありました。

他では見かけない気もするので(そこまで注目してないので分かりませんが)、突然変異的なものなのでしょうか。

 

雌株の雌花花序と通常の雄花花序

左が雌花の花序で、右が通常の雄花の花序。

混生しているので、引き寄せて並べて撮ってみました。少々カメラからの距離がずれていますが、雌株の雌花花序の方が見た目が太いです。

 

花の写真

通常に戻りまして、ブタクサは道端に見られるキク科の花です。

雄花の花序は長く総状花序になり、それより下の方の葉腋に雌花が付き、先の例のように雌花だけの雌株もありましたが、一般的には雌雄同株とされています。

 

雌花

その通常タイプの雌花花序。頭花は上向き。

 

雄花

雄花の頭花は下向きで、合着した総苞片が傘のようになりその中に複数の筒状花がある。

 

葉の様子

葉は2回羽状深裂。形的にはキバナコスモスの葉に似ています。

 

花の写真、全体

話は戻り、そんなわけで雌花だけの株があったのですが、逆に雄花だけで雌花が見当たらないものもあるような(雌花がまだなかっただけかもしれないですが)。

さらっと載せて終わるつもりが思わぬ不思議発見になりました。