ブタクサ Ambrosia artemisiifolia
いきなりですが、雌花しかない雌株がありました。ブタクサは雌雄同株とされているので珍しいのかも。
もちろん本来の位置にも雌花です。
このように花序が長く伸びていますが、雌花だけついています。一株だけではなく複数こうした株がありました。
他では見かけない気もするので(そこまで注目してないので分かりませんが)、突然変異的なものなのでしょうか。
左が雌花の花序で、右が通常の雄花の花序。
混生しているので、引き寄せて並べて撮ってみました。少々カメラからの距離がずれていますが、雌株の雌花花序の方が見た目が太いです。
通常に戻りまして、ブタクサは道端に見られるキク科の花です。
雄花の花序は長く総状花序になり、それより下の方の葉腋に雌花が付き、先の例のように雌花だけの雌株もありましたが、一般的には雌雄同株とされています。
その通常タイプの雌花花序。頭花は上向き。
雄花の頭花は下向きで、合着した総苞片が傘のようになりその中に複数の筒状花がある。
葉は2回羽状深裂。形的にはキバナコスモスの葉に似ています。
話は戻り、そんなわけで雌花だけの株があったのですが、逆に雄花だけで雌花が見当たらないものもあるような(雌花がまだなかっただけかもしれないですが)。
さらっと載せて終わるつもりが思わぬ不思議発見になりました。