ミゾカクシ(アゼムシロ) Lobelia chinensis
水田の畦や水路沿いなど湿った場所に見られるキキョウ科の花。
1枚目の写真は昔撮った写真で、こちらが今年の写真。
除草剤により、それ以前の場所はもちろん昨年見た2か所でもついに見ることが出来なくなり、今年はもう身近では見られないかな・・・と思っていたのですが、別の場所でやっと見つけました。
学名からも分かる通りで園芸植物で良く育てられるロベリアの仲間。
花冠は5裂しますが、左右に1つずつ、下に3つと分かれる面白い花の形をしています。
葉は長さ1.5cm程度で互生し、縁には浅い鋸歯があります。
ミゾカクシという名前の由来は、溝を隠すほど這い広がる姿から付いた名前ですが(アゼムシロも同じ)、見かけること自体が難しくなった今、なんとも虚しい響きに聞こえます・・・。
写真を見ると右側の方の草たちが黄色いのがわかりますが、この場所も除草剤が撒かれていました。ミゾカクシ自体はもしかしたらそのとき水没していて(葉が汚れてます)逃れたのかは分かりませんが、来年見られるかどうかはわかりません。