タカアザミ Cirsium pendulum
道端の草地などに育つ大型のアザミ属の花。写真のもので150cm程度ありますが、高いものは2mを超えます。
多数出る花序の枝は分岐して沢山の花を下向きに咲かせます。今年はまだ咲き始めたところ。(この一枚は昨年(2015)の写真。)
今年の咲き始めの花。外側の筒状花から咲いていくようです。
総苞片は反り返ります。トゲトゲしていますがさほど痛くはありませんでした。
葉は中間から下ではかなり密集して付き、羽状に深裂しています。
アザミの仲間らしくトゲがありますが、同じく思うほど痛くない感じ。もちろん触り方によるでしょうけど(笑)
昨年は一株だけ(2,3株あったかな?)しか見当たらないかったのですが、まだ花はないものの、けっこう増えていました。
以前、別のところで見た花はドーンとダイナミックに咲いたかと思ったら、次の年には跡形もなく消えてしまったのですが、ここは環境の相性がいいのかも。
一番てっぺん部分が風などで折れたようでその折れた部分で出来ていた綿毛。(ちゃんとした綿毛は下の方に追加しました。)
そもそも、台風が連発する中、よくぞ立っていたと思います。
この写真は何年も前に撮った写真ですが、家のすぐ近くに生えてきたもので2m超えていたもの。
巨大な草姿とつり下がる花の面白さがとても印象深い花です。
(追加画像)
10月前半。だいぶ綿毛になっていました。綿毛姿もダイナミックです。
果実(痩果)の様子。
冠毛の一つ一つは羽状になっている。全体では茶色に見えた綿毛姿ですがこうしてみると綺麗。