Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

アレチギシギシ Rumex conglomeratus

道端に見かけるタデ科の花。 花は間隔を置いて段々に付き、かなり疎らに見えます。 同株内に両性花と雌性花があり、写真ではちょっと奥になっていますがクリーム色の葯が見えているものが両性花の雄しべ。 タイミングもあると思いますが、他の仲間と同じで葯…

ヒルガオ Calystegia pubescens f. major

道端に見かけるヒルガオ科の花。 今回撮ったものは白い筋があまり見えず、ちょっと花色が濃い目な印象でした。 (2015年6月中旬) こちらは白い筋がよく見えます。それはさておき、やっぱり写真は天気のいい日がいいなぁ。 花径は5~6cmあります。 …

セイヨウミヤコグサ Lotus corniculatus var. corniculatus

川沿いの土手などで見かけるマメ科の花。(2018:少々最近の画像を加え書き換えました) 似た花のミヤコグサ(var. japonicus)より花数が多く1~7個ずつ付きます。 (2018年7月上旬) 草姿は基部付近だけ這うことがありますが、かなり高く立ち上がり…

シロバナシナガワハギ Melilotus officinalis ssp. albus

河川沿いの土手で見かけるマメ科の花。 シナガワハギという黄色の花の亜種のようですが、これまでのところシナガワハギの方は身近で見かけたことはありません。 草丈は1m以上にもなりますが、白い花は爽やかな印象。 蝶形花を総状花序に多数咲かせます。 …

トゲナシテリハノイバラ Rosa luciae f. ohwii

テリハノイバラの茎のトゲを撮ろうとして今回たまたま気づいた花です。 トゲがないだけでなく花が明らかに一回り大きいようでした。 (追記: 花が特に大きくないものでもトゲなしのものがありました。) 写真中央を横切る古い茎(枝)、そこから出た新しい…

テリハノイバラ Rosa luciae

海岸や河口付近などで見かけるバラ科のつる性木本。 ノイバラの花期が過ぎたころ、入れ替わるように見かけるようになります。 砂地などを這うように枝が伸びます。 花径は小さめでも3cm程度あり、ノイバラ(2cm程度)より大きい。 大きめの花は4cm…

イチヤクソウ Pyrola japonica

林内で咲くツツジ科の花。常緑の葉を持ちますが、部分的菌従属栄養植物だそうです。 同じ場所で完全な菌従属栄養植物のギンリョウソウなども見られます。 (2016年6月中旬) 草丈は15~20cm程度。長く伸びた総状花序にやや黄色味がかった白い花を…

ギシギシ Rumex japonicus

道端の草地に見かけるタデ科の花。 大きな草姿で丈は1mほどにもなる。 同じ株内に両性花と雌性花があり、この写真は両性花。 あまり開いていない状態ですが、花被片は小さい外花被片が3つと大きい内花被片3つ。 淡い黄色の葯がぶら下がっているのが見え…

ヤマハタザオ Arabis hirsuta

林の縁に見かけるアブラナ科の花。草丈は今回見たもので30~40cm。 花弁4枚、雄しべ6本(短いもの2) 萼片も4枚。 花の大きさは長い辺の方で5~6mmくらいでした。 萼を入れた花の長さも6mmくらい。 上部の葉。 中間の葉。 ロゼット状に広が…

オオバイボタ Ligustrum ovalifolium

海岸方面や河口付近で見かけるモクセイ科樹木の花。 円錐花序に花を咲かせますが、まだほとんど咲き始めで蕾のものが多いです。 花は白色で、先は4裂。 横からみると、雄しべの葯はちょっと見える程度。 花は正面からで8mmくらい。裂片は3mmくらいで…

ツルマサキ Euonymus fortunei

林内で見かけたニシキギ科の常緑のつる性の植物。 他の樹木などに気根を出して這い上ります。 (2016年6月上旬) 今年は高い位置でばかり咲いていて綺麗に撮れなかったので、こちらはギリギリ手が届く位置で咲いていた昨年の写真です。 集散花序に淡い…

ノハラナデシコ Dianthus armeria

(2015年6月下旬) 道端に見かけるナデシコ科の花。 (2016年6月上旬) 花弁の先はいくつか浅い切れ込みがあり、白い斑点と並んだ紅紫色の斑点があるようです。 花弁上に毛が生えているのが見えます。 細い苞葉があり、目につきます。 (2016…

ノチドメ Hydrocotyle maritima

道端の芝のある場所に見かけたウコギ科の小さな花。 花弁の縁が淡紅色をしていて、可愛らしいかも。 この花弁のある状態は雄性期のようです。 花弁が落ちた雌性期の花。花柱が2つが見えます。 草姿は地面を這うようにマット状に広がります。 葉の位置より下…

ドクダミ Houttuynia cordata

道端で見かけるドクダミ科の花。全独特の匂いがありそちらに気が行きがちですが、花自体は綺麗な花だと思います。 日陰に咲く印象もありますが、日当たりのいいところでも湿り気がある程度ある場所ならよく育ちます。 真っ白な花弁状のものは総苞片。 基本的…

イモカタバミ Oxalis articulata

公園や土手の草地で見かけるカタバミ科の花。 ムラサキカタバミ(O. debilis ssp. corymbosa)と違い、花弁は紅紫色をしていて、花の中心は暗紫色をしています。葯は黄色いです。 写真を見ると花糸が有毛のようです。(花柱にもある模様) 種子は普通つくり…

ムラサキカタバミ Oxalis debilis ssp. corymbosa

公園の片隅などでみかけるカタバミ科の花。 (2016年6月中旬) よく増えるといいますが、身近ではあまり勢いのある株はみかけないようです。 (2016年7月上旬) 家のもあまり育ってくれません。原産地が南アメリカということで、うちのあたりは寒…

ノビル Allium macrostemon

(2015年6月上旬) 道端の草地などで見かけるヒガンバナ科ネギ属の花。 草丈は5,60cmといったところ。この時期あちこちでひょろひょろとした花茎をのばしている姿を目にします。鱗茎は食べることができ、食用にされたりします。 花序には花だけで…

コモチマンネングサ Sedum bulbiferum

道端などいろいろな場所でよく見かけるベンケイソウ科の花。 セダムの仲間はみな同じような花をしていますが、黄色の5弁花で雄しべは10個。 定規の当て方が適当ですが、花径は1cmあるかないか。 葉腋にむかごを付けるのが、名前の由来。果実は結実せず…

シャグマハギ Trifolium arvense

道路沿いの緑地帯で見かけたマメ科の花。 萼の裂片は長く紅色を帯びていて白い毛が目立ちます、全体的に見ると褪せた感じの紅色をして見えます。 その間に隠れるように小さな蝶形花が見えます。花後のものはやや薄紅色をしているようですが、開花しているも…

ハマボウフウ Oxalis debilis ssp. corymbosa

海岸の砂浜に咲くセリ科の花。白い花は遠くからでもよく目立ちます。 花弁が内側に巻いています。 小花序の径は2cmほど。 全体の花序の径は12cmくらいでした。 複散形花序で白い軟毛が密生しています。 葉は3回3出羽状複葉。(一般的には1~2回と…