ツルマサキ Euonymus fortunei
林内で見かけたニシキギ科の常緑のつる性の植物。
他の樹木などに気根を出して這い上ります。
(2016年6月上旬)
今年は高い位置でばかり咲いていて綺麗に撮れなかったので、こちらはギリギリ手が届く位置で咲いていた昨年の写真です。
集散花序に淡い黄緑色の小さな花を多数咲かせます。長い4本の雄しべが目立ちます。
気根を出している様子。緑色の茎がツルマサキ。そのまわりに見えるのはキヅタ。
この写真にうつる木質化したものは、ほぼキヅタのものかと思います。どこかにツルマサキのものも混じっているのかもしれませんが、あみだくじのごとく?葉を頼りにいくつか辿って見ましたが、行き着く先は緑色をした茎ばかりで木質化したものにはたどり着けませんでした。花を咲かせているものは高い位置で、そこから目で追うのは大変なので、手ごろな位置のものしか辿れていませんが。
葉には艶があり縁には浅い鋸歯があります。基本的に対生ですが、まれに互生することもあるとか。
葉裏の様子。両面とも無毛。
葉身は手が届く位置にあった大きめの葉で、5cmほどでした。
ほぼ地面に近い位置で生えていた若い葉。葉脈付近が白っぽく目立ちます。
(追加画像)
(8月下旬)
まったく良く撮れていませんが、若い果実の様子。もうちょっと手の届く位置にあればいいのに・・・。
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(2019年4月上旬)枯れ木を這い上がるもの。
幼木のような感じ。
気になったのは分枝の基部寄りに2~3対ずつ見られる赤味を帯びた鱗片がある。
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