ドイツスズラン Convallaria majalis
よく庭や公園の下草などとして栽培されるキジカクシ科の花。
地下茎でよく増え群生します。草丈は写真のもので20cmほど。
スズラン( var. keiskei )の基変種という分類。
花茎~花序の柄は湾曲し、大きいもので径8mmくらいの白い壺形の花を垂れ下げます。
花被の先は浅く6裂し、裂片の先は強く反り返っています。
小花柄基部にはそれより長さの短い小苞があります。
雄しべは6本あり、花糸基部周囲の花被には紅紫色の斑点があります。
花序の高さはたいてい葉より低い。
葉は長楕円状で2枚あり、葉柄部は鞘状の偽茎となっています。
地際には鱗片が数枚あり、花茎は鱗片の間を通って出ています。(細い方が花茎)
葉表は白い粉を吹いた状態か、淡緑色~黄緑色をしている。
葉裏は葉表より濃い緑色で艶がありました。
(2015年9月上旬)若い果実の様子。
(2015年9月下旬)若い果実の様子。
(2009年11月下旬)完熟して赤くなった果実(液果)。
いい感じの果実なのですが、結実率は低い上に、ここまで赤くなる前に落ちてしまう場合も多いです。