不明のハギ その2 Lespedeza sp.
昨年も違う場所でのものを不明として載せたことがありますが、こちらもまたニシキハギのような感じのハギです。(昨年のものとはちょっと違いがある。)
ニシキハギはビッチュウヤマハギがなにか別種と交雑してできた園芸品種とされ変化も多いということらしいですが、では、どうであればビッチュウヤマハギなのかといった具体的な違いがいまいち分かりません・・・。
なので、ここに載せているものは(昨年のもそうですが)ビッチュウヤマハギという可能性もあるのかもしれませんが分布域を考えると、それは微妙な気がするので園芸栽培されるニシキハギの方を考えてみたいのですが、あえて植えられたとは思えない場所に生えていると、これまた微妙。
ということで、不明のハギとしておくことに。
竜骨弁がミヤギノハギのように翼弁より長く飛び出ているのが印象的で、白っぽい色をしています。
そんな色合いからニシキハギを漢字で書くと「二色萩」なのかな?と思いきや、「錦萩」だそう。
余談ですが、特に2色感のないヤマハギの種小名が「bicolor」という2色を意味してつけられたと思われる学名なのことも不思議。
因みに、。ビッチュウヤマハギは「備中」に多く見られるという意味。
萼には伏した白い毛が密生している。
萼歯は萼筒より長く、萼歯には紅紫色の3脈がある(ギリギリ3脈見える?)
昨年、載せたものでは脈があるのかないのかよく見えませんでした。
横から見た花の長さは、萼筒を入れて1.3cmくらい。
花序の長さは10cmくらい。
枝先の方では葉より花序が長く目立つ。
枝の基部寄り側では、まだ花序が蕾だったので今後どの程度まで伸びるのか分かりませんが、葉(葉柄含め)も枝先の方のものより長いので、葉よりは長くはならないかも。
花序の軸。(花序の基部寄り)
葉の様子。
葉先は鈍いといえば鈍いですが、尖っていると言えば尖っている。
葉裏は緑白色。
花期の成葉の葉表に伏毛が多くある。
主脈の窪み具合?が昨年のものとは違う気がする。
葉裏も伏毛がある。
昨年載せたものと比べると裏側から見た主脈の毛がやや少なく見える。
枝は有毛。長い三角状の托葉がある。
昨年載せたものは托葉がかなり細いものでした。
株立ちになっています。
ミヤギノハギのようにたくさん叢生し枝垂れるような姿ではなく、樹高は2mほどでヤマハギなどのような姿。
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