Familiar Flowers 2

身近で咲く花たち。

ノブキ Adenocaulon himalaicum

花の写真

薄暗い林内で見かけたキク科の花。

 

全体

秋に花序を伸ばし草丈は50cm前後といったところ。地下茎でよく広がるようです。

 

花の様子1

花の様子2

頭花は縁に雌花が並び、内側には両性花で出来ている。

ただし、両性花は不稔で結実するのは縁に並んだ雌花のみ。

不稔のものを両性花と呼ぶのは変な気がするのですが、一般的にそう説明されているのでそうしておくことにします。

 

頭花の径

頭花の径は1cmくらい。

 

総苞

総苞片の様子。数えていませんが5~7個らしい。

 

花序

茎 上部

茎には白い綿毛がある。

 

茎 中部

途中に付いた小さな葉の葉腋からも花序が出ている。

 

葉の様子

葉の様子がフキに似ているというのが名前の由来。

この写真でやや大きめの葉で12cmくらいでした。

 

葉柄

葉柄に縁が波打つ翼がある。

 

葉裏

葉裏にも白い綿毛が密生。

 

下部の様子

株元付近の様子。

 

若い果実

若い果実。

頭花の縁に並んだ雌花のみ結実するので、ちょっと面白い様子に果実が並ぶ。

先端の方に暗紫色で太い腺毛がある。

 

果実 大きさ

果実の大きさ。

 

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